ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

寒晒しそば、はじめました。

ご案内が遅くなってしまいましたが…

2021年の寒晒しそば、本日7/21(水)よりご提供スタートです\(^^)/

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寒晒しそば(田切産丸抜き十割) ざる 1,200円

 

これまで毎回玄挽き(殻付き)にしていましたが、今回は初めて丸抜き(殻なし)にしてみました。

通常のそばに比べて食感はもちもちした感じになるのですが、今回は香りが特徴的で…

脱皮(殻を飛ばす)作業をお願いしている製粉所の方いわく「アーモンドグリコみたいな甘い香りがした」とのこと。そして、店に持ち帰り厨房内で製粉をしているオットいわく「強烈なピーナッツの香り」ですって…

それは一体、なぜなんだ(;'∀')

とにかく通常の丸抜きとは違う食感、香りに仕上がっている今年の寒晒しそば。

ご興味のある方はぜひ一度お試しくださいませ。

※おそらく8月下旬までご提供できるかと思いますが、お盆期間中はお休みするかもしれません。またご案内いたします。

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【寒晒しそばとは】

江戸時代、まだ冷蔵庫がなかった頃のお話…

秋に収穫した蕎麦を夏まで美味しく食べるために生み出された保存技術、それが寒晒しそばです。

一年で一番寒い大寒の頃に蕎麦粒を冷たい沢水に浸し、その後寒風に晒して乾燥させます。 そうすることで雑味が消え甘みが増し、食感が良くなるとされていました。

高遠藩(現伊那市)や高島藩(現諏訪市)などで行われ、「最上級の蕎麦」として将軍家にも献上されていたそうです。

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ぜひ、お殿様気分でお召し上がりください\(^^)/