「いつもの里山」の新ルートへ。
【今回の行程】
傘山・御嶽山登山口→横根山→展望台手前※ピストン
【合計距離】5.04km
【累積標高差】565m
【コースタイム】3時間25分(行動2時間32分+休憩53分)
いきさつ
町内にある傘山の御嶽山コース。私たちも度々お邪魔しているコースですが、地元の山の会の皆さんがコース途中の尾根から「横根山」というピークへ続くルートを整備してくださいました。昨年頃から歩かれているようだけど、私たちは未踏だったので行ってみることにしました\(^^)/火曜日だから久々にたろうさんもお誘いしてご一緒に。
本編
11:26 元日にも来たばかりの傘山駐車場。前回ものんびりだったけど、今回も諸事情により遅めの出発。横根山に行くだけなら4時間もあれば戻れると思う…とはいえ無理はせず気を付けて行かねばね。
ひと登りで御嶽神社。前回は登りはじめから既に雪だったけど、それからだいぶとけたようで今回は雪があったりなかったり。
遠くの山は降っていますねぇ…。
前回は早々とここで軽アイゼンをつけた私たち。今回はどうかなと思ったけどもう少しツボ足で行くことに。前回よりも雪が締まっているし数日前のものらしきトレースもあるしね('∀')
岩間城址前から眺める仙丈ヶ岳。雲をまとっているけど今日もきれいなお姿。
歩き慣れた道をテクテクと。冬の山は本当に静かだなぁ…。
見上げればぼんやりとした青空。
そして最初の急登に差し掛かりました。最初の、といっても今回は傘山山頂までは行かないからここが唯一の急登になるのかな。
雪がない部分もあったけど、凍っている部分もあったので慎重に…。
急登を過ぎたら入口屋。今回は望遠レンズのみだったのでドアップになってしまったわ(;'∀')
斜面にそって続く登山道をゆるゆる歩き、再び尾根道に合流し…
町を見下ろすポイントに出ます。写真だとわかりづらいけど、高速道路の上と下で雪のつき方が違うから面白い。高速道路、農道、そして国道は環境が変わるポイントですね。さすが河岸段丘の町。
ここまで来たら横根山との分岐点まではもうひと頑張り。
そして到着\(^^)/
まっすぐ行けばいつもの傘山山頂。左の尾根を進むと横根山方面。ちなみに看板にある「南展望台」は、横根山より更に先だったはず。他の方の山行記録でしか見たことないけど…。
さあ、ここからは私たちにとって未踏の山域です。トレースもないまっさらな登山道。
…かと思いきや可愛いトレースがたくさんあった!
人がほとんど訪れない静かな山は動物たちの天国ですね…ってそもそもはすべてがそうだったのだろうけど。
リスやイタチのような小さな足跡から、中くらい~大きめの足跡まで様々。タヌキや猿や鹿たちかな… さすがに熊さんはちゃんと冬眠してるよね…?今年の冬はしっかり寒いからね。
人間のどかっとした足跡をつけるのは忍びないけど、お邪魔します。うるさくしないのでご勘弁を。
ここまで先頭を歩いていた私。せっかくなので「たろうさん先に行きますか?ノートレースの登山道楽しいですよ!」と交代したけど…よく考えたらたろうさんは新潟のご出身だったわ(;'∀')そんなことも話しつつ、歩いていきます。
この可愛いポフポフは誰なのかなぁ。いまだに自信を持って言えるのはウサギだけです…(シカもわかりやすいけどカモシカとの見分けがつかない…)
足跡にばかり気を取られてしまいますが(あ、上の写真にも一直線に伸びる足跡が)、横根山への尾根道はとても良い感じ。ゆるやかに下り、そしてまた登っていく。広々として明るく、とても静か。
右手側(東側)には木々の間に傘山山頂や中央アルプスが見えるはずだけど、すっかり雪雲に覆われていますね。見るからに寒そう。
途中、広場のようなところを通過。風もないし休憩するならこの辺りがいいかな。
もしかしてここが横根山なのかな??てっきり山名板などがあるかと思ったけどそれはないようです。ヤマレコのログで確認すると「1172地点だからここが横根山なんだね」というのがわかったけど…↓
あとから現地で撮った写真を見返すと同じような風景でよくわかりませんでした(;'∀')次回はもっと注意深く見てこよう…。
さてここから先はどうしようか。3人で相談した結果「もう少し先まで行ってみよう」ということになりました。展望台まで行くには時間が足りないからその少し手前くらいまでかな。
実は今回スノーシューを持ってきていました\(^^)/
そこまでの積雪量ではなかったけど(一番深くてふくらはぎくらい)、せっかくなので途中から装着。ここ数年暖冬でほとんど出番のなかったスノーシュー、今年は何回か使ってあげられるといいなぁ。
今回たろうさんも一緒なので、スノーシュー、軽アイゼン、チェーンスパイクと冬装備を多めに持っていき、現地で「どれを使いますか?」と選んでもらうようにしました。ひとまずオットと私がスノーシュー、たろうさんはツボ足のままで。
ずんずんとしばらく進んでみたけど、あまり景色が変わらない(・・;)動物除けらしき金網が現れたあたりで「今日はここで引き返そうか~」ということになりました。
帰宅後に地図や他の方の山行記録を確認してみると、もうちょっとだけ行けば展望台に着いたようです。まあ今回は出発も遅かったし、次のお楽しみということで。
ではさっきの広場まで戻りましょうか~。寒いけど頭上の青空が嬉しい。
帰りはオットのスノーシューをたろうさんに貸し出し。スノーシューはお初だけどスキーは子供の頃からよくされていたとのこと。さすが新潟のお方。スキーができるというだけで尊敬です。(私なんてスキーやスノボはまるでダメだし運動神経自体死んでるからな…)
さあ先程の広場まで戻ってきました。今回は3~4時間程度のスノーハイクだったのでちゃんとしたお昼ごはんは用意せず行動食など簡単なもので済ませることにしました。その代わり、オットが甘酒をふるまってくれることに(゜゜)
酒粕(オット実家の近所にある酒蔵さんのもの)、すりおろしたしょうが、砂糖を持参し、鍋でくつくつ…。熱くて甘くて美味!冷えた体が一瞬で温まりました。
オットはこの中にお餅を入れたかったようで甘酒を作ったあとに網でお餅を焼いていたけど、写真を撮りそびれました(;'∀')ちょっと焦げつつもおいしかった~。
この尾根道はずっと樹林帯なので視界がばーんと開けるところはないけど、木々の向こうに透けて見える里と山の風景がきれいだな。冬限定のお楽しみですね。
さて、ゆるゆると下山しましょうか。スノーシューは再び背中に取り付けて、オットと私は軽アイゼン、たろうさんはチェーンスパイクで歩いていきます。
入口屋を過ぎて…
静かな森を抜け、
さくさくと歩いていきます。同じような写真ばかりなんだけど、ついつい立ち止まって撮ってしまうのよね(;'∀')
そしてまた岩間城址前から仙丈をカシャッとな。
白峰三山は雲の中。
14:51 無事登山口へ帰ってまいりました\(^^)/
お疲れさまでした~~~。ゆるっとスノーハイク楽しかったなぁ。気になっていた横根山にも行けて良かったです。次は展望台まで行かねばね。
たろうさんもお付き合いいただきありがとうございました♪またご一緒しましょう。