今日も良い天気。日中はおだやかな陽気でした。
お正月休み二日目だしのんびりしようかな~…と思ったのですが、早速オットはお店の仕込みをしておりました(営業日にできない玄挽きの製粉)。
私も厨房でお店用のくるみ割りをば。あと、裏庭に下処理が済んでいないくるみがまだゴロゴロしているのでそれを洗ってネットの上に干す作業なども。早速お正月感がどこかへ行ってしまったな…まぁぼちぼちやろう。
話はがらりと変わりまして、大晦日のこと。
我が家は紅白を観ませんでしたが、SNSで飯間浩明先生の『紅白歌合戦における言葉の用例採集』はずっと追っていました。
飯間先生といえば、少し前に載せたこちらの本の著者さんであります(過去記事:「私だけだろうか」)。
国語辞典編纂者というプロの視点からすれば、歌番組も用例採集の場となるんですねぇ…。気になる話はたくさんあったのですが、中でも
南こうせつ「神田川」の<洗い髪が芯まで冷えて>。はたして髪に芯があるかというのは議論すべきテーマですが、これは「洗い髪も冷えるし、体も芯まで冷えてしまって」という意味の圧縮表現だと解釈しています。
という投稿がじわじわ来てしばらく引きずりました。しかもリプ欄に「先生、構造的には髪に芯はあると言えそうです」と髪の構造に関するサイトへのリンクが貼られていたり、「1本2本の髪の毛ではなく頭髪の集合体では?」、「頭は温度をよく感じる場所なので濡れ髪は身体まで冷やしますよ」など色々な意見が書かれていて笑いが止まらない…!(もちろん冷やかしの笑いではなく、なんて興味深いんだろうという笑いなのですが)
同じ世界を生きているようで、違うものが見えている方というのはたくさんいらっしゃるんだろうな。言葉の分野以外でも。
今年もぼちぼちとマイペースに本を読もう(決心)。