ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

命のおかき、そして古本。

 

昨日の東信方面への日帰り旅。最後に書いた「もうひとつの目的」とは、このことでした。

私が愛してやまない永井農場さんのあげもち。私が「命のおかき」と呼んでいるこのあげもち。おかき界に君臨する絶対王者であります。

東信方面に行く際はいつも『雷電くるみの里(東御市)』という道の駅でこのあげもちを購入しているので、今回もそちらまで足を延ばすつもりでいました。

でも、そこまで向かう道中に立ち寄った『マルメロの駅ながと(長和町)』にて大量に積まれているのを発見…!!小鼻ブンブコふくらませつつカゴにどさどさと放り込んだのでした。

(ちなみに永井農場さんが経営されているお店が東御市にあるそうで、今度はそちらも行ってみたいなと。ソフトクリームも美味しそう。)

『マルメロの駅ながと』は温泉が併設された道の駅なのですが、いつかの冬に車中泊で寄らせていただいたことがあります_(._.)_確か外気温が-10℃ほどだったのですが、温泉に入ってぽかぽかの状態で車内のシュラフにくるまったらわりと暖かく過ごせた記憶。そして翌日は美ヶ原にスノーシューをしに行ったんじゃなかったかな。

そうそうこの時。日付は2012年1月12日ですって…もう10年以上前になるのか。今回しばらくぶりに道の駅へ立ち寄ってみたら、かなりにぎやかになっていてびっくりしました。直売所も大きくてきれいな建物になっていて。

実はあげもち以外にも意外なお買い物をしました。↑の左上…

二冊の古本でございます。広い直売所の一画になんと古本コーナーがあったのです!!えーなんでなんで?と嬉しい驚きを覚えつつ本棚の周りをぐるぐる回ってしまった私。よく見たら「上田の古本屋、梟BOOKS、狸BOOKS」という張り紙が。そうか、上田市って古本の街だもんね…!と妙に納得しつつオットを待たせて本棚を物色しました。

購入したうちの一冊、太宰治『グッド・バイ』は、とあるきっかけから「近いうちに読まねばな」と思っていたもの。古本コーナーといってもそんなに広いスペースでもないし、欲しい本がピンポイントで見つかるわけないよな~… あったわ。ということで歓喜しながらカゴへ。

もう一冊の平井和正『アンドロイドお雪』は完全に初見であります。シュールなタイトルと古めかしい書影、さらに「サイボーグ猫ダイは、三五八階あたりの壁面をそろそろ這っていった。」という書き出しに惹かれ、即座に「あ、これ買おう」とカゴへ放り込んだのでした。事前情報一切なしなので読むのが楽しみだな。

二冊とも古い本なので110円だったのですが、『アンドロイドお雪』の裏に貼られた値札シールを剥がしてみたら¥260という数字が出てきて目ん玉飛び出そうになりました。ちなみに『グッド・バイ』は…

値札と別のところに印字が。¥160!!??

びっくりしてしまったけど、まぁ、そりゃそうか…時代がね…。

この古本コーナー、妙に味のあるラインナップですごく良かったです。今度一日時間を作って上田市の古本屋巡りもしてみたいなぁ。我らが狂気のスポンサー、バリューブックスさんもあるし。

『森は生きている』というタイトルの本を見かけて、この人たちを思い出しました。確か1枚だけCD持っていたはずなんだけど、どこへしまっちゃったんだっけ。週末縄文人さんの企画展を見たあとでこの曲を聴くとなんだかイメージにぴったりだな。

いつもながら話が散らかってしまいすみません。そろそろおやすみなさい。