今日、SNSを見ていたら「おばれ岩が傾いている」という衝撃のニュースが流れてきました。
掲載された写真を見てびっくり。あのおばれ岩が…。
昨晩の大雨の影響なのかなと書いている方もいらしたけど、まだ原因は発表されていない様子。ひとまず「中登山道は使わないでください」とのこと。
▲いつかのおばれ岩
登山道を歩いていくと突然現れるふたつの巨岩。とにかくそのインパクトに毎回圧倒されていました。
大きさがわかるように人が写ったものを…と写真を探してみたけど顔がヘラヘラしていたのでぼかし投入。
岩の根元にはたくさんの棒が(山あるある)。
おばれ岩の隣にもたくさんの奇岩、巨岩があったっけ。
このあとおばれ岩はどうなるんだろう。形あるものもいつかは…というのは頭ではわかっているのですがちょっとショックが大きくて。ひどく崩れるようなことがないといいのですが。中登山道も、しばらくは通れないだろうけどいずれは迂回路が作られるのかな。
御在所岳は私にとって登山にハマるきっかけになった思い出深い山です。
オットに誘われて行った初めてのハイキングがただただ疲れるだけで退屈で、無事登頂したとてそんなに達成感もなく。次に登った大菩薩嶺は稜線歩きがとても楽しかったけど、やっぱり疲れるし「まぁそこまで…」といった感じで(ひどい言い草ですみません)。
昔水泳やっていたとはいえ基本的に運動音痴だから私には登山なんて無理だなと思い、その後は山に足が向きませんでした。
そんな中、ある日のNHK「さわやか自然百景」で御在所岳の映像が流れまして。そこにぱっと映った地蔵岩に私の目は釘付けになってしまいました。
これが見たい!ここに行きたい!!と強烈な思いに駆られオットに頼み込み、連れていってもらったのでした。これが2009年のこと。
いくつかある登山コースの中でも一番メジャーな中登山道を選んだのですが、このコースは地蔵岩のほかにも先ほど載せたおばれ岩もあるしキレットという岩場もあるしで「山たのしーーーーーーー!!!」状態になった私。初めてみる花崗岩のざらざらした質感もとても印象的で、いまだに同じような地質の山に行くと「御在所みたいだな」と思うほど。
この時から他の山にもせっせと行くようになりましたが、浜松に住んでいた頃は年に1~2回は御在所岳に通っていました。信州に来てからは2回くらいしか行けていないので、ちょうど今月「たまには御在所でも行く?」と話していたところだったのですが。(結局鈴鹿まで行くのはやめて県内の御座山に変更)
ふと、そんなことを思い出していた夜でした。
しばらくは無理だろうけど、いつか通れるようになったらまた中登山道を歩こう。その日を楽しみに。