ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

晴天の休日。

朝晩の冷え込みは厳しくとも日中はわりと暖かかったので、くるみ拾いの続きをするために外へ。

ちょうど中央アルプスにかかっていた雲が取れていくところでした。白くなった仙涯嶺がきれいです。

くるみ拾いポイントからよく見える空木。右奥には駒石も。

東にはすっきりとした空と南アルプス

くるみ拾いもあと一回行けばおしまいかな。ありがたいことに今年は豊作でした\(^^)/ということは来年はおそらく裏の年…でも今年たくさん拾えたので来年は少なくても何とかなりそう(多分)。

あとはコンテナ数箱分のくるみが拾ったままの状態なので、雨水タンクが生きているうちに洗って干す作業をやり終えたいな。

さて火水木とお休みしまして、明日金曜日からまた営業がはじまります。よろしくお願いいたします_(._.)_

 

いつかのカンマンボロン。

 

気付けばもう12月。

おかげさまで10月、11月はドタバタの大忙しでした。たくさんのご来店誠にありがとうございました_(._.)_

毎年のことですが11月は山に行けず過ぎていくのですが、最後に11月に山へ行ったのはいつだったかな?と記録を辿ってみると、2020年のカンマンボロンでした。

カンマンボロンとは、瑞牆山へ向かう山中にある不思議な場所。

岩壁のこの文字のような模様は、弘法大師がカンマンボロン(大日如来不動明王の意)と刻んだものなのだそうです。実際は雨風の侵食によるものなのかもしれませんが…いずれにしてもなかなか見られない貴重な風景だと思います。

2020年の時点でカンマンボロンへの道は廃道と化していたので、なかなかの宝探し気分でした。しつこいくらいに下調べをしたおかげであまり迷わず辿り着くことができましたが、わくわくドキドキ楽しかったな。

しかしこの日の山行は、比較的新しい熊の爪跡を見つけたことに始まり、木の間に人の顔が見えたのになぜかすれ違わない謎現象、流された橋の代わりに設置された恐怖の丸太橋、更には暗い茂みの中から聞こえた動物の唸り声…

駐車場に辿り着く頃には、私のライフはゼロになっていました。

そんな印象深い山行…

駐車場としてお借りしたのはいつものみずがき山自然公園。紅葉は終わりかけだったけど、やはりここは良いところだな。

そういえば今年の夏は瑞牆山荘から金峰山へ登ったから、すぐ近くまで行ったんだっけ。また久々に瑞牆山にも登りたいな。

最後に、カンマンボロンを探しにいったときの過去記事を貼り付けておきます。

もしかしたら最近は案内も増えてわかりやすくなってるかも。となんとなく思いましたが未確認なので、行かれる方は入念に下調べの上どうぞお気をつけて楽しんできてくださいね。

 

夕闇と山。

昨日の夕方、畑から南アルプス方面を眺めると、白くなった仙丈がぽっかり浮かんでみえました。

そして今日にはもう雪が少なくなっていました。夕方、ふと窓の外を見ると山が夕陽に染まってきれいだったので写真を撮ろうと思ったのですが、カメラを探しているうちにすっかり色褪せて…

でも夕闇せまる風景はしんとして味わい深いものがあります。長い夜のはじまり。

室内ではストーブの近くでまどろむ姉妹… 月ちゃんがものすごく眠そうな顔で顔を上げています。寝ててええんやで…

もこもこであったかそうでいいなぁ…。

さて今晩もぬくぬくしながら寝なければですね。おやすみなさいまし_(._.)_

 

安田瓦ロードのいろいろ。

安田瓦ロードの話の続き。

かわらティエという施設にてこのようなマップをいただき、歩いて散策した私たち。

道中には様々な瓦のアートが。無数のミニ鬼瓦がかわいい…!!

この可愛いにゃんこがいたのは、

丸三安田瓦工業さん。https://www.instagram.com/marumikawara/

工場併設のショップにて購入したいものがあり、お邪魔しました。

そのお目当てのものとは、こちら!(写真はインスタのスクショです)

福島県郡山市の遺跡から出土した猫頭形土製品「じょもにゃん」を模した瓦の置物です…って改めて文字にすると情報量が多いですね。以前ネットで見かけてずっと気になっていたのです。写真で見ても可愛いけど実物もプリティ~~~~~。こちらは猫好き&歴史好きのお客様へのお土産用に購入したのですが、自宅用の分は買い忘れまして… オンラインショップでも購入できるのでそれでもいいかなと思いつつ、また現地にも行きたいからその時までとっておこうかな。

ショップを出たあとはまたてくてく歩き、広々とした公園までやってきました。写真左側の低~い屋根は「のれる屋根」といって、上を自由に歩くことができます。恐る恐る乗ってみると、ガシャガシャとした不思議な感覚…!普段なかなか瓦屋根の上を歩くことがないので面白い体験でした。

のれる屋根にも瓦猫\(^^)/おすまししていて可愛いわねぇ。

そして特大インパクトの鬼瓦モニュメント…!!

何気に一番感動したのは、こちらの瓦飾りのお手洗い。隅々までお掃除が行き届いていてものすごくきれいでした。確か中の装飾もおしゃれだったような…(さすがに中の写真は撮っていないので記憶が曖昧だけど)

念願の安田瓦ロード、楽しいひと時でした。ご興味のある方はぜひぜひ。

 

安田瓦ロードの猫たち。

 

前回の記事に載せた、瓦の上の猫の写真。あの風景を見てふと「猫瓦」のことを思い出しました。

場所は新潟県阿賀野市にある安田瓦ロード。

もう10年近く前のことになりますが、とある旅好きの常連様から「こういうところがあるんだよ~」と教わりまして。瓦の上を歩く猫の写真に一目惚れし、実物を見てみたい!とずっと気になっていたのです。そして昨年秋にようやく現地へ行くことができました。

この辺りにはたくさんの瓦工房があるのですが、件の猫瓦があるのは村秀鬼瓦工房さん。

塀の上には悠々と歩く猫たち。

壁にはいかめしい顔つきの鬼!

こちらの小さい子たちはなんだろう?いい表情~。

敷地内にもたくさんの作品が並んでいます。宴会中の鬼たち、フクロウ、奥にはウサギ。

顔を洗う猫の姿も。どれもユーモラスで眺めているとほっこりしますねぇ…。

工房にはショップが併設されているので、お土産を買うことができます。私たちは小さな猫の置物を購入したのですが、なんと対応してくださったご主人から「もしよかったら中も見てみますか」と嬉しいお声がけをいただきまして…!!

お言葉に甘えて工房内を見学させていただきました。製作途中の作品や瓦用の型などがずらり。どのように作られているのか丁寧に説明までしてくださり、本当に親切なご主人でした。お忙しい中ありがとうございました。

「すぐ近くの温泉に私が作った座敷わらしがありますよ」と教わったので、そちらも見に行ってみました。「どういうわけだかお賽銭がたくさん置かれてて…」とご主人がおっしゃっていましたが、本当だ!

頭のてっぺんにも(^^)

それにしてもなんと可愛らしい表情なんでしょうね。職人さんのお人柄が表れているようです。

最後に。私が購入したお土産はこちら。ちゃんと瓦でできているので小さくでもずっしり!重厚感があります。

安田瓦ロード、町並みが素敵でみなさん親切でとても良い場所でした。またぜひ訪れたいと思います。

他にもたくさん写真を撮ったので、また改めて…。

 

塀の上。

ふと思い出した話。

ひと月ほど前のある日、庭を眺めていたら何やら違和感… お分かりいただけただろうか。

塀をよく見ると、瓦の上で佇むポッチャマの姿が。

「なにしてんの」と声をかけるとこちらを向きましたが、

私を気に留めることはなく、しばしジッとしておりましたとさ…

 

さて今日までの一週間も連日たくさんのご来店誠にありがとうございました_(._.)_

火水は定休日です。次は木曜日からの営業となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。