昨日は夕方の少し遅い時間にスーパーへ出かけたので、買い物を終えて帰宅する頃には外は真っ暗。
車から下りると星がとてもきれいで、こりゃまさに「星を見るとかして」だなぁ(byスティル・ライフ)と感動したのですが昨夜は新月だったのですね。どおりで。
数年前に撮影した、画角いっぱいのオリオン座。
星の写真が上手に撮れる方ってすごいですね… 私も以前は「山でテン泊する時に星の写真が撮れたらいいなぁ」と思っていましたが、最終的に「どうもダメだな」と断念しました。
それはいいとして。
やはりオリオン座は目を引きますね。
そして諸星作品『暗黒神話』に登場する菊池彦の「…冬はオリオンがきれいだ… 美しい…」を思い出してしまうのは私だけではないはず。何気ないようで、なぜか心に残る印象深い台詞です。
「人は風呂上りに九州人になる」と言ったのは宮沢章夫さんですが(著作『よくわからないねじ』より)、私は「人は冬になると菊池彦になる」説を提唱したい。
…あ、奇しくも九州つながりになってしまいました。
菊池彦は、作中では熊襲(クマソ)の血を引く菊池一族の若き当主。※熊襲は記紀神話によると現在の九州南部に本拠地を構え大和朝廷に抵抗した勢力
菊池彦は魏志倭人伝に登場するクコチヒク(邪馬台国と対立していた狗奴国の官)なのではないかという説があるそうで、邪馬台国九州説を推している方々にとってこのクコチヒク属する狗奴国の位置が重要な手がかりとなっているとかいないとか。
邪馬台国がどこにあったのかは永遠のロマンであるかと思いますが、個人的に邪馬台国と聞くと『暗黒神話』の「ヤ・マ・タ・イー」と梵字を読むシーンを思い浮かべてしまう私であります。石仏の顔が怖すぎるんよ…。
…あれっなんの話だっけ?そうだ「昨夜は新月だったらしい」という話でした。それではおやすみなさい_(._.)_