ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

鼻濁音その後。

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夕方、外に出しっぱなしだったネギを取りに外へ出ると中央アルプスの向こうがぼ~~~んやりと赤いような…

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肉眼ではもう少し鮮やかだったけど写真だとよくわかんないな。でも山を合成したような写りでちょっと面白い。

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これも午後五時半…もとい、午後五時四十五分でした。

 

そうそう、昨日の投稿で書いたにち10の鼻濁音回、「夕暮れ迫る午後五時半」。Podcastでまだ聴けるんじゃないかと思って昔使っていたiPhoneでアプリを開いてみると、10年ほど前に聴いていた番組のリストがずらっとそのまま残っていて嬉しい驚き\(^^)/猫に情報文化論も!

でも肝心のにち10がない…。がっくりしながら番組公式サイトを見てみると、現在はTBSラジオクラウドで聴けるとのこと。早速アプリを開いて検索してみたら、以前Podcastで聴けたものとまったく同じものがリストに!!しかも2007年から揃っています。

早速目当ての回を探してみると、2010年2月14日「ホルスタインなどの乳牛」と2010年2月21日「夕暮れ迫る午後五時半」でした。数年ぶりに聴き直して爆笑。そうだ、こんな感じだった。

 

でも「午後五時半」は、私が記憶していたものよりも複雑で…。

ご存じの形が多いとは思いますが、そもそも鼻濁音とはがぎぐげごぎゃぎゅぎょを、鼻に抜けるというか鼻にかかったような音で発音するもの。

ただ、すべての音がそうなるわけではなくて以下のようなルールが存在するそうです。

・先頭にくる音には使わない 例)学校、劇場

・二音目以降の音に使う 例)観劇、不思議、音楽

・数字の5には使わない 例)五時、五円

・外来語には使わない 例)ベルギー、ワゴン車

・丁寧語の「お」のあとは使わない 例)お元気、お行儀

 

だから「午後五時半」は、「濁・鼻濁・濁」になるんですね…。

いかん、意識しすぎて「ごごじはん」になる。ちなみに安住さんはこのときヨーデルになっていました。ヨーロレイー ヨーロレイヒー ゴゴーゴゴゴジー

 

鼻濁音を使うか使わないかは地域によって異なるようで、しかも分布図がかなり複雑だそうです。

東日本・西日本などで分かれているわけではなく、関東で見ても群馬・埼玉は使わない、でも茨城・栃木は使う。千葉県内でも南では使わないけど北では使う。

伊豆半島の西岸では使わないけど東岸では使う。

中国四国九州はほぼ使わないけど、鹿児島の枕崎、徳島の一部では使う。

東北は鼻濁音天国だけど秋田の一部では使わない。

私の地元はどっちなんだろう。一応使うのかな?あれ?でもよくよく考えてみると…日常会話では使ってないかも??オットと「〇〇がさ~」って話すときに…あ、使ってないっぽいな(;'∀')

でも鼻濁音の存在自体は知っているし言えと言われれば言えるなぁ…一体どこで教わった(聞いた)んだろうな。

安住さんいわく鼻濁音は学校の授業でわざわざ習うものではなくて、親や祖父母などの家族、もしくは幼稚園・保育園・小学校の先生が使うかどうかで影響を受けるとのこと。

うーん…でもやっぱり学校で習ったような気がするなぁ…記憶違いかもしれないけど。音楽の先生から教わるパターンも多いそうなので、もしかしたらそれかも。合唱で使いますもんね、鼻濁音。あーおーげーばーーの「げ」は「げ」じゃなくて「げ」なのよ!とか言われたかもしれない。

 

過去の放送分だけど、久々ににち10を聴いたらやっぱり中毒性が高くて繰り返し聴いてしまうわ。

ホルスタインなどのにゅうにゅう…にゅう・ぎゅう?

ホルスタインなどのにゅう・ぎゅう から採れる ぎゅう・にゅう。

はんぎょじん?はんにょじん?はん・ぎょ・じん!です。

突拍子もなく出てきた言葉のパワーが強すぎてそっちの記憶ばっかり残るけど、タメになる内容も多い。

最近はリアルタイムで聴くのが難しいけど、時間差でも聴いてみようかな。