ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

▲王滝村 清滝・新滝 2023年1月31日

また今年も冬の木曽へ。

今回のルート

※山登りカテゴリに入れていますが今回は散策です。

清滝駐車場→清滝→新滝→新滝駐車場→清滝駐車場

【合計距離】1.7km

【累積標高差】160m

【コースタイム】1時間18分

 

いきさつ

昨年2月に清滝と新滝を訪れた私たち。

↓その時の記事はこちら

生まれて初めて氷瀑というものを間近で見て、その迫力と美しさに圧倒されました。

今年の冬もまたあんな光景が見られるかな?お天気の良さそうな日を選んで、ワクワクしながら再訪してみました。

 

本編

伊那谷から権兵衛峠を越えて木曽谷へ。王滝村へ向かう途中、向こうに白くて巨大な御嶽山が!冬はより存在感が増しますね。

10:57 昨年同様清滝近くの駐車場から出発します。車を降りた時点で奥に滝が見えているのですが…そうか、この時間だとばっちり日陰になっちゃうのね(;'∀')

ちなみに駐車場には他の車はなく、私たちだけ。貸し切りでゆっくり眺められるかな。

お不動様にお参りをしたら、

いざ出発。入口から滝まではほんの数分なのですが、昨年はツルツルに凍っている箇所があって結構怖かったのですよね。今年は警戒して最初からチェンスパ装着していきました。

今回は全体的にもふっとした雪がついていて、凍っている箇所はありませんでした。でも滑り止めを使うにこしたことはないと思いますm(__)m

この階段を上り終えると…

いよいよ、

清滝がドドン…!!

いやわかってはいたけど日陰ぇ~~~(;'∀')

でも今年もものすごい迫力です…!凍っていない部分もあるので絶えず上からどうどうと水が流れ落ちていて、現地ではその音が周辺に響き渡っていました。

滝を右手に眺めながら橋を渡ります。

いくつかのお社があるのでお参りをば。

おお、仏様にも雪が…。

見上げれば清滝不動尊と清滝弁財天が祀られています。堂々としたお姿。

そしてそのすぐ隣には氷瀑が。

時々上の方から「ガンガラガッシャン!」と大きな音を立てて氷のかたまりが落ちてきます。氷瀑にもっと近寄りたいけどあんなものが頭に当たったらひとたまりもないな。少し離れたところから見物しよう。

自然の芸術。ほんのりと青くて冷たい光。今年も素晴らしいものを見せていただきました。

それでは、次は新滝を目指そう。昨年同様山の中の道を登っていきます。むむ、昨年はしっかりしたトレースがあったけど今年はないな…数日間は誰も歩いていないみたい。

※心配な方、あまり足腰に自信がない方は新滝近くの駐車場まで車で行くという選択肢もあります。

ちょっと急な登りなので足元に気を付けながら登っていきます。

いつの間にか清滝と同じくらいの高さまで登ってきていました。

でもまだまだ登りが続いている…普段の山登りと比べれば距離も標高差も全然たいしたことはないのに結構息が切れます(;'∀')情けない

そうそうこの階段はよく覚えています。急なので手すりをつかみながら一段一段気を付けて登ろう。

登りきると分岐が。今回も滝の上から行こう。というわけで直進~。

分岐のところには例の可愛い丸太看板。

この日は快晴で風も弱かったけど、木の上の雪が時々風で散らされて、まるで小雪が舞うようでした。木漏れ日がキラキラしてとてもきれいだったなぁ。

短い動画を撮ったのでまたインスタの方に載せよう。

もうちょっと頑張れば登りが終わるぞ~。

そして登り切りました\(^^)/オットが見上げる先には…

抜けるような青空。スコーンと晴れて気持ちのいい日ですね。

新滝分岐に着いたので、ここから下っていきます。

ここもなかなか急なので慎重に…。

わりと重ための雪なのでチェンスパがすぐだんごになってしまう…コンコン蹴って雪を落としながら行きます。

ザーッという水の流れがだんだん大きくなって…あ、左奥に新滝が見えてきました!

清滝と同じくこちらにもお社がたくさんあるので、順番にお参りをしながら下りていきます。

おお、注連縄と紙垂が凍りかけている…。

巨大な岩壁からはたくさんの鋭いつらら。針のようです。

滝とお堂を見下ろすと、ごく少人数ですが立派なカメラを携えた方々が。三脚まで持ってみなさん本格的ですね…!

凍りつくお堂の前を通ったら、

滝はもう目の前… おおお~~~~水飛沫が…!!!

なんだか同じような写真になっちゃったけどもう一枚。逆光と水飛沫で勝手にキラキラができてしまったわ。去年より氷が少なくて水の勢いがすごい!

では裏側にも行ってみます。お堂の中の氷も少なめだけど、それでもすごい状態ですね…。

鮮やかなお花もカチカチ。

滝の裏側は洞窟のようになっていて、天井からはつららが何本もぶらさがっています。昨年はこれが恐ろしすぎて「来年はヘルメット持参だな」と思ったのでした。で、実は今回本当にヘルメットを持っていったのですが…(ザックの中に忍ばせていきました)、昨年ほどつららが多くなく、安全なところを選んで歩く余裕があったので結局ヘルメットは使わず(;'∀')

足元はツルツルなので気を付けて進み、いよいよ滝の裏側へ。見事なブルーアイス!

氷属性モンスターのようです…そう考えるととっさに『ダイの大冒険』のフレイザードが出てきてしまいますわ。あれは半分が炎だから違うんですけどね(;'∀')

滝の下の方はどうしてこんな造形になるのでしょうかね…不思議だなぁとまじまじ眺めてしまいます。

冬だけの美しさ。贅沢なひと時です。

そろそろ外へ戻りましょうか。氷のれんをまたくぐります。

再び滝の横へ。

うーむ写真だとなかなか迫力を伝えられない。可能な方はぜひ現地まで見に行っていただきたいほどの光景です。

今年も楽しませていただきましたm(__)m名残惜しいけれどそろそろ帰りましょうか。

帰りは昨年同様新滝駐車場へ下ります。

木々からさーっと雪が落ちていきます。光が当たってとてもきれい。

数分歩けば入口に小さなお社があるので、最後のご挨拶をば。

そして道路に出ました\(^^)/

私たちは清滝の駐車場に停めたので少しばかり車道を歩いていきます。

いやあ今日は本当に良いお天気だな。そんなことを思いながら歩いていけば、

12:15 清滝駐車場まで無事戻ってまいりました!ここから清滝を眺めると…あ、出発時は日陰だったけど今はしっかり陽が当たっているなぁ。オットから「もう一回行く?」と訊かれたけど…まぁ、いっか(;'∀')また来ることがあればお昼頃到着するよう計画を立てよう。

次回はおまけの話です(^^)