ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

新潟福井旅③フォッサマグナミュージアム(後編)

フォッサマグナミュージアムのお話の続きです。

前編はこちら↓

美しい海中のジオラマ

古生代の海の世界…

しばしうっとりと眺めてしまいました。

ここでまたフォッサマグナの展示になりました。

大きな地図に山々の名前がずらり。これポスターになってたら絶対買うよ…!!作ってほしい(切望)もしかしてもうあるとか言わないよね?(確認はしていない)

出ました関東山地。具体的にどの山が含まれているのかぼんやりとしか知らないな…茅ヶ岳は境になっているのか。

Wikiから少し引用

関東山地は関東地方と中部地方を隔てる山地。関東平野の西側にあり、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県にまたがる。

相模川を境に大きく南北に分かれ、北側に秩父山地、南側に丹沢山地が広がる。最高峰は奥秩父山塊北奥千丈岳で、標高2,601m。

利根川水系荒川水系多摩川水系相模川水系富士川水系信濃川水系の源流部となる。

妙義山両神山瑞牆山金峰山甲武信ヶ岳雲取山大菩薩嶺、大岳山、丹沢山などの山々がある。

そっか瑞牆金峰も含まれるんですよね。この間行った甲武信も。あ、大菩薩もか!うちのオットが好きな山域です。妙義山や丹沢もか~…広いなぁ。

関東山地の成り立ちについてはもっとしっかり調べてみたいな。

 

そして隣には大きなスクリーンが。これ気になっていたんですよ…!

ミュージアム一番の目玉、壁・床一体型の「フォッサマグナシアター」。46億年前の地球誕生の瞬間から現代までをブワーッと見せてくれるのですが、これがもう本当にブワーッとでした。プレートが誕生し衝突したり沈み込んだりでぐにょんぐにょん、あれよあれよという間に大陸が出来たり離れたり、あら気付いたら日本海が出来て富士山が盛り上がったわ!?

46億年分の歴史をほんの数分で振り返るのだからそりゃ目まぐるしいですよね…面白かったので何度でも繰り返し見たいなと思ったけどこちらは動画撮影禁止でした。あぁでもこの大画面の大迫力は直接体験してこそですね。また行かねば!

フォッサマグナが海になった証拠として魚の化石が見つかっている…とのことで、

糸魚川市上越市、小谷村などで見つかった化石が展示されていました。

えっと…カレイやヒゲクジラはわかるけど、ホンダワラっていうのは海藻なんですね。右下のピンギスは小さいシロギス。ヤブコウジはあの植物のヤブコウジのことで合ってるのかな?私が知らないだけで海の生物や海藻でこういうのがあったりする?(・_・;)

だめだ、ヤブコウジという字面を見た瞬間に私の脳内はもう寿限無で埋め尽くされてしまって…(思考停止)。

ところで私はずっと「やぶらこうじのぶらこうじ」で覚えていたのですが「やぶらこうじのやぶこうじ」というのもあるらしく、初めて見聞きしたときはどっちが正解!?と混乱しました。改めて調べてみると、どちらも正しいことは正しいんですね。ちなみに「ぶらこうじ」はやぶこうじがぶらぶらなり下がる様子を表しているという説があるとか。

こんなところで寿限無のことばかり考えている場合じゃない。お次は栂海新道(つがみしんどう)の解説ですよ…!!山に登る人は必見ですね。

栂海新道とは、日本海日本海の親不知海岸(海抜0m)から北アルプス朝日岳(2418m)までの約27kmを結ぶ縦走路。まさにsea to summit、もしくはsummit to sea\(^^)/

栂海新道 | 栂海新道および栂海山荘、白鳥小屋の情報をご案内している栂海岳友会の公式ウェブサイト

私が初めて栂海新道のことを知ったのはわずか4年前。越百小屋でご一緒したとあるご夫婦から「こういう道があるんだよ、良かったら行ってみてね」と教わったのでした。

私たちがもし行くとしたら蓮華温泉から入山して朝日小屋のテン場で一泊、二日目は栂海山荘のテン場で一泊、三日目に親不知海岸まで下山…というsummit to sea計画かな。三日間とも行動時間が長くかなりハードな山行になりそうだけど、変に焦らずちゃんとコースタイム通りじっくり歩けばおそらく大丈夫だとは思う…うむ。

公式サイトに『一人の若者が北アルプスの稜線をつなぐことに夢を抱き、』という一文がありますが、本当にロマンのある話ですねぇ…いつか私たちも歩けたらいいな。

お次も山の話。

すごいなぁ… 日本の中での高山は糸静線に沿って並んでいるんだ…。

そういえばとある知人が10年以上前から百名山ならぬ「百高山」に挑戦しているけど、その後どうなったかな。

一口に山と言っても色々で、地質なども調べながらだとまた楽しいんだろうな。私はまだまだ勉強不足です_(._.)_

おお、展示が変わった。世界の様々な化石が時代別にずらりと並んでいます。

アルキメデスって…諸星大二郎の漫画に「アルキメンデス」っていうのが出てきたけどあれは何だっけ…平行植物の話だっけ…としばし考えたけど思い出せず、『栞と紙魚子』をパラパラめくっていたら出てきました。平行植物じゃなくて直立魚類の話でした。「大型のアルキウオ、学名はオビラーノ・アルキメンデス」。そうだ、これだ!すっきりした\(^^)/

ものすごいキラキラのカラフルです…(すみませんもう語彙力が限界で)。

わー、シーラカンスだ。沼津港深海水族館ではシーラカンスの冷凍標本や剥製が展示されているそうですね。一度見てみたいなぁ。

次の展示は・・・おぉまた雰囲気が変わりました。たくさんの種類の石がずらりと並んでいます。

「ああ、これ、金が採れたと思ったら黄鉄鉱だった!ってよくあるらしいね」とオット。そうなの?(;'∀')恥ずかしながらわたくし石のことはさっぱり…。

宇宙のようなメノウ。

氷瀑のような色だな…まさにブルーアイス。

わ、これブドウみたいだな!と思ったら名前がちゃんと葡萄石でした。かわいい。

うわわ、これサメが口開けたところみたい…!(?)ちなみに紫水晶だそうです。つい見入ってしまいました。

はー、すごー、きれいー とアホな感想を連発しつつ石の展示を見終え、廊下を歩いていきます。中庭にはタイルで作られた日本列島。そして真ん中には日時計(多分)。

ブラタモリで訪れた場所がまとめられていました。今回は行けなかったけどヒスイ峡もぜひ訪れてみたいな。

ガラス越しに加工室が眺められるようになっていました。机の上には奴奈川鉱物誌という書籍が。私のようなド素人が読んでもちんぷんかんぷんなんだろうけどちょっと気になってしまいました('ω')

廊下の反対側の壁には山についての展示。この辺りはまだ雨飾山しか登ったことがない私たち。他の山も気になります。

朝日岳、白馬岳と合わせて登りたいとずっと思っている雪倉岳。今年こそは!と思っていたけど今のところの計画だと栂海新道方面へ行っちゃう可能性大だなぁ…。

今回、天候が良ければ登ろうかと話していた明星山と

黒姫山。ほんとこの辺りは山容が独特ですよね。1200m程度の山とは思えない。

権現岳もカッコいいなぁ。どんなルートがあるんだろう、また調べてみなければ。

 

さて、これにてフォッサマグナミュージアム編はおしまいです。

見応え抜群、とても楽しいミュージアムでした。地質や石などに興味のある方はぜひぜひ。

縄文遺跡、火焔型土器、海岸などの話はまた改めて書こうと思います\(^^)/