ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

あたま山と桜。

一昨日の夜、Eテレで枝雀さんの映像が流れていましたね。

日本の話芸(リストア版) 落語「貧乏神」桂枝雀 - おとなのEテレタイムマシン - NHK

令和の時代に地上波で枝雀さんが見られるなんて。しっかり録画させていただきました。

『貧乏神』はあんなにバカバカしい噺なのに思わずもらい泣きしそうになってしまう。あの二人ずっと一緒にいるんじゃだめだったかのかなと、つい…。

枝雀さんといえばこの季節は『さくらんぼ(あたま山)』を聴きたくなります。

さくらんぼの種を飲み込んでしまったある男、なんと頭の上から桜の木がニョキニョキ生えてきていつの間にか花見の名所になってしまうという噺。

なんやかんやあり最後は自分の頭の上にできた池へ身投げをしてサゲるという「それどこのエッシャー?」な不思議な結末を迎えます。

でも、身投げする前に… 月明かりの下、自分の頭の上の池のほとりを奥さんと歩くシーンも聴いたことがあるような…あれは別パターンだったのかな、それとも私が勝手に見た夢?(混乱)

なんにしても、こんな立派な木が頭から生えてくるとは恐怖でしかない。そりゃ「どしたいどしたいどしたい!」と言いたくもなりますわ。

相変わらずのどかな眺めだな。

やっぱり山がきれいに見えると嬉しいですね。

桜、なるべく長持ちしてくれますように。