ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

陣馬形山(1,445m)日曽利から 2021年3月15日

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人気の里山をマイナールートで。

 

 

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【今回のルート】

飯島町日曽利地区からの北尾根ルート→陣馬形山山頂のピストン

▲合計距離 4.66km

▲累積標高差 378m

▲コースタイム 登り1時間8分+下り44分

 

【いきさつ】

いつも家から眺めている陣馬形山。

中川村から登るメインのルートは以前歩いたことがあるのですが、数年前にとあるお客様から「地元の人の案内で日曽利からのルートを歩いたよ~すごい急だった!」という話を聞いたことがあるのです。

そんなルートがあるんだ!いつか歩いてみたいな~と思いつつずっとそのままになっていました。なかなか遠くの山には行きづらいこのご時世。近場の里山に行くことが増えたのですが、そういえば陣馬形山のあのルートを歩いてみようかという話になりました。そのルートは山地図には載っておらず、ネットで調べても情報が少ない(・・;)実際に登った方の山レポによると日曽利(ひっそり)地区から取り付いてしばらくは気持ちのいい尾根歩き、後半は笹に覆われた急登…とのこと。あまり使われていない道だろうからやっぱり歩きにくいのかな。気を付けて行ってみましょ~。

 

【本編】

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橋を渡って日曽利地区に入り、林道をずんずん上へ。

駒ヶ根との境の辺りまでやってきました。

 

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東屋のあるところが登山口との前情報。

今回は久保田組さんのプレハブがあったのでいい目印になります。

 

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西側を見ると、木々の向こうの景色がすでにきれい。

 

さて、肝心の登山口はどこでしょう。

以前登られた方のレポによると、ちゃんと「北尾根登山口」という看板やピンクテープなどがあるらしいんだけど…

 

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それらしいものはどこにもなかったから看板もテープも劣化してなくなっちゃったのかな。でも東屋の後ろ側にちゃんと山へ続く道があったのでこちらからお邪魔します。

 

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とても歩きやすい、明るい尾根道。ゆるく登っていくと、

 

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数分後にピンクテープ発見。少しほっとする瞬間。

 

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見上げれば青空。今日は本当に良い天気だなぁ~~~。

 

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右手には、木々の間に中央アルプスを眺めながら。

木が邪魔!と思うなかれ。このチラリズム(古…)がよいのです。

あ、でもこれから葉が出てきたら見えなくなっちゃいますね(;'∀')

 

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鼻歌でも歌いながら歩けそうな極楽トレイル。

まるで広い公園内にいるよう。

「こんなところならさぁ、今度○○さんとか▲▲さんを誘って来るのにもいいよねぇ」なんて話しながら進んでいくと…

 

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ややっ、のんびりゾーンが終わってしまいだんだん急登が姿を現しはじめたぞ…。

 

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右手側を見ると笹の中につけられたピンクテープが。

あっちはショートカットになってるのか!

と言いつつとりあえず真っ直ぐ登ってしまう私たち。

下りでは向こうを通ってこようねぇ。

 

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登っていくにつれだんだんと笹が濃く、そしてより急登に…

 

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別に藪漕ぎ入門をしたいわけでもない、一般ハイカーの私。

普段歩いている普通の登山道のありがたみを痛感しつつ、足を若干滑らせながらじわじわ登る… 結構な急登ですなコレは。

 

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木々の向こうから中央アルプスが見守ってくれている(と思い込む)。

 

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笹に覆われてはいるけれど踏み跡はしっかりしているし、この辺りは意外とテープが多い。わりと新しいロープも!地元の方々が定期的に登っているんだなぁきっと。

 

…でも途中で人間の道じゃなくてうさぎさんの道(フンがころころ)を通ってしまい、変な踏み跡つけてごめん…と反省しながら歩いたのでした(;'∀')

 

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前方に小ピークのようなところが見えました。

あそこまで行けばキツイ登りは終わりだ!

 

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わーい稜線に出た~… なっ、こんなところにプーさん(;'∀')

誰かが落としていったのを別の人が見つけて引っかけてあげたんだろうか。きれいだったからまだ最近なのかな。心当たりのある方、迎えにいってあげて~。

 

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笹の間をゆる~く下りながら歩いていきます。

 

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標高差400程度だけど、だいぶ目線が高くなったような気がします。

 

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山頂が見えてきた!大げさだけどついビクトリーロードと呼んでしまう。

 

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11:00 陣馬形山山頂に到着しました~\(^^)/

時間、距離、標高差はどれも「お手軽里山ハイク」レベルなのに結構な達成感…!

 

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正面に中央アルプス。眼下には伊那谷の町々。

ここからの眺めはやっぱり最高。

普段お客様におすすめすることが多いのですが、たまには自分も来なきゃなぁ。

 

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南の飯田市方面。恵那山の姿も。

 

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北の伊那方面。奥には経ヶ岳。

 

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正面に向き直って、いつも眺めている仙涯嶺、南駒、田切岳、その後ろに赤梛岳。

その少し下に三角の山が見えていて…

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「傘山かな?」と思ったら黒覆山でした。

傘山山頂から登山道が伸びていて、いつもオットが「気になるなぁ…」といって地図を調べているんだけど私たちもいつか行くことがあるのかな。

ちなみに傘山は黒覆山の右下あたりになるんだけど、こうして写真で見るとわかりにくいですねぇ。

 

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赤梛岳~空木間には、オットが「ツキノワグマ」と呼ぶ雪形。

 

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空木岳

望遠鏡をのぞいていたオットが「駒峰ヒュッテが見えるよ~」というので私も写真をぐぐぐっと拡大してみると…

 

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だいぶザラザラ画質になっちゃったけどこれかな?

また泊まりにいきたいなぁ。

 

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真ん中に宝剣、そして千畳敷カール。

 

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中央アルプス南部、写真右上のピークが烏帽子岳、念丈、安平路、大島山、高森山。

 

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回れ右をして南アルプスを眺めます。こちらもどどんと。

 

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いつも家からも眺めている女王、仙丈ヶ岳

 

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白根三山。北岳間ノ岳農鳥岳

 

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塩見は安定のカッコよさ。陰影が素敵。

 

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荒川三山や赤石岳など南部の方々。

 

…ところで。

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上の写真のどこかにひねもすがあります。どこでしょうか?

 

正解は・・・・・

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ここでした~~~(住人にしかわかるわけない。)


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さてさて、景色をしっかり堪能したらおやつタイム。

スーパーで購入した桜餅&草餅。桜餅は断然道明寺派です。

 

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中央アルプスにかんぱ~い(わけわからん写真ですね…)。

 

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もうひとつ、ブラックサンダー。プリティスタイル?雷の女神様?

どういうことだかよくワカランのですがやっぱり美味。

 

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景色とおやつを堪能し、贅沢なひとときでした。

そろそろ下らねばね…

北尾根方面にはこんな道標が。ゆるい手書きの感じがいいですね。

 

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11:22 下山開始。

笹に覆われた急坂…下りがこわいな~気を付けて歩こう。

 

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こう見るとご機嫌なトレイルですよねぇ。

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そうそう、傘山にもお気に入りのブナの木がありますが、こちらの山頂の少し手前にも存在感のあるブナの木がありました。

 

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いい佇まい。

そういえば山桜らしき木もちょこちょこ見られたなぁ。今年はここでお花見ハイクしようかな?

 

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そして急坂登場。

 

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ズザザ・・・あわわ・・・

 

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ヒイィィ・・・

若干余裕のあるところで数枚だけ写真を撮ったけど基本は無言(顔はなぜか半笑い)でひたすら下る…。転びはしなかったけど2~3回ほど足元がずるりと。

 

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激下りゾーン終わり!ハーヤレヤレ。

右側が登りで歩いた方で、下りは左のショートカットコースを行きます。

 

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少々トラバースしたあと、前半の天国のような尾根道に戻ってまいりました。

 

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そして下山途中で昨日投稿したこちらの基準点(?)を見つけたのでした。

 

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その後も木々の向こうに中央アルプスを眺めつつゆるゆると下っていけば…

 

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車と東屋が見えてきた~~~。

 

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12:06 下山\(^^)/

往復でも2時間程度のミニミニハイクですが、いい運動になりました。

気になっていたルートがどんなところかわかってすっきり!

景色もよかったし、いいときに登れてよかったです。

 

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我が家から見て、天竜川を渡った向こう側にある日曽利地区。

同じ町内でもまた雰囲気の違った良いところでした。

 

▲おまけその1

下山後、よくお世話になっているお店に行く予定が、まさかの臨時休業。

すぐにスマホで他のお店を調べて「じゃあここにする?」なんて話もあれこれしましたが、ランチの時間ももう終わりだったので…

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安定のコメダ\(^^)/

…といっても随分久しぶりだな。一年以上来てなかったような気がする。

美味しかった~ごちそうさまでした♪

 

▲おまけその2

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UMAみたいなのが写っちゃったけど、室内灯です(;'∀')

帰宅後、家から眺めた陣馬形山。

次は山桜が咲く頃を狙ってみようかな。楽しみです。