ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

▲南八ヶ岳縦走(赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳) 2021年9月13-14日【前編】

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未踏の八ヶ岳最高峰へ。

 

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【今回の行程】

一日目:美濃戸→行者小屋→阿弥陀岳→赤岳→行者小屋(行動5時間44分)

二日目:行者小屋→赤岳展望荘→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→行者小屋→美濃戸(行動6時間55分)

▲合計距離 23.1km

▲累積標高差 2580m

 

【いきさつ】

山登りを始めてから北八ヶ岳には何度も訪れていたけれど、南八ヶ岳にはあまり足を踏み入れたことがなかった私たち。(2011年に編笠山&権現岳、2020年に硫黄岳の計2回)

昨年、硫黄岳から南八ヶ岳オールスターズを眺めて…

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↑2020年9月撮影。真ん中が赤岳。

「2021年はあの辺りをぐるっと歩けたらいいなぁ」と思ったのでした。

そして今回。天気の良さそうな定休日を狙って出かけてみることに。

我が家はテント泊なので行者小屋にベースを張り、そこから阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳に登ります。二日間の行動時間のバランスがちょうど良くなるように、一日目は阿弥陀岳・赤岳。二日目は横岳・硫黄岳を目指す予定。

 

【本編】

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6:05 美濃戸の駐車場から出発です。平日で6~7割の埋まり具合。

 

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歩いて数分のところに北沢と南沢の分岐があります。

今回は行者小屋を目指すので南沢へ。

 

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苔むした登山道をてくてくと…。

前回の塩見の時は一年ぶりのテント泊だったので重さが結構こたえたけど、今回はさすがにちょっとはマシだったかな。同じ重さでも体が慣れると軽く感じる不思議。

 

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コースに「沢」の字がある通り、沢沿いに続いている登山道。

道中、立派な木の橋を渡るところが何ヵ所もありました。

渡渉が大の苦手な私にとっては大変ありがたい…。

 

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始めは曇りがちだったけど、歩いているうちに日が射して…

 

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苔の森に美しいスポットライト。

目で見たままに写真を撮るのは難しい…

…そうそう、実は今回、大事なカメラを家に忘れてきまして(;´Д`)

現地に向かう車中で「あっっっっ!!!!」と気付いたのでした。

まだ伊那市辺りを走っていたので「取りに戻る?」とオットが訊いてくれたのですが、それをやってると遅くなるし…ということでそのまま現地へ。

結局、オットが普段使っているカメラを私が使わせてもらうことになりました…(といってもオットのカメラも元々は私が使っていたもののお古なのですが;)

 

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↑オットがスマホで撮ってくれた写真。カメラを奪ってしまってすまぬのう…。

 

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北沢コースはどうなのかわからないけど、南沢コースはちょっと迷いやすいそうですね。確かにテープが何ヵ所にも付けられていたり、枝道のようなものも何本か。

でも順調に歩き進め、正面に山々の姿がドドンと見え始めた頃…

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8:23 行者小屋に到着です\(^^)/

テント泊装備を背負うのはここまで!2時間ちょっとなので楽だな~。

 

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小屋の前から見えるのは…

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これから目指す予定の阿弥陀岳かな?

 

さてさて、重たい荷物を降ろすべく早速テン場へ。

事前にHPで確認したところ、行者小屋はテント泊予約不要。

受付は11時~でその前に到着した場合は先にテントを張ってOKとのこと。

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前日からの方のテントもぽつぽつあったけどやっぱり平日は空いていますね。どこにしようかな~と迷った結果、上の段の奥に設営\(^^)/

 

さて…これから阿弥陀岳、赤岳を目指すところなのですが…

この辺りは一応ヘルメットの着用が推奨されている山域。

ネットで調べたら赤岳鉱泉と行者小屋では数年前からヘルメットのレンタルをされているそうなので、今回それをあてにして手ぶらで来た私たち(そもそもヘルメットを持っていない)。

テントの受付は後だとしてもひとまず出発前にヘルメットのレンタルはお願いしたいなぁ…ということで、オットが小屋へ訊きに行ってくれました。

そして待つこと数分…

 

オット「小屋番さんいたからヘルメットのこと訊いてきたよ。テント泊の受付ももうしてくれた」

私「そうなんだ、ありがとう」

オット「で、ヘルメットなんだけど、今はレンタルやってないんだって。コロナだから」

私「 エッ(; ゚Д゚)!!

オット「それと、明日ヘリの荷揚げがあるんだって。だから朝テント撤収してくださいって」

私「 エェッ(;; ゚Д゚)!?

 

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色々と想定外…おにぎりを食べて気持ちを落ち着かせよう。(黒いのは海苔ではなくて大葉の醤油漬け)

ヘルメットのことはこちらのリサーチ不足だから仕方がない。

感染症対策かぁ、迂闊だったなぁ~~~~~。

ヘルメットが必要な山に行く機会はあまりないけど、私たちもいよいよ買った方がよさそうだなぁ。そういえば少し前に登った塩見もヘルメット持参する方がいるとか(今は少数だろうけどこれから増えるかもね)。

 

そしてヘリが飛ぶ日にハマるとは。

翌日朝はテント張りっぱなしで縦走に出かける予定だったけど、出発前にささっと撤収せねばね…。ちなみに荷物は預かっていただけるので出かけるときはもちろんアタックザックのみでOK\(^^)/それだけでも助かる~。

 

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9:39 さて!気を取り直して予定通り一日目の山行の続きをば。

テン場を出発し、赤岳へ続く文三郎尾根と阿弥陀岳方面との分岐に出ました。

今回は阿弥陀岳→赤岳なので右へ。

 

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はじめは平和な雰囲気の樹林帯からスタート。

でもしばらく登ると…

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視界が開けてギザギザの山が出現。横岳の辺りかな。

 

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更にひと登りで…

 

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あ、ここが中岳のコルかな。

正面には…

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ゆったりと佇む富士山のお姿…!!

 

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なんと素晴らしい…(T_T)

前回の塩見に続き、またお会いできて感激です。

絶景を眺めながら写真を撮ったり水分補給をしたり、小休止。

 

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次に私たちが目指すのはこちら、阿弥陀岳山頂への道。

ちょうど私たちが休憩していた時、ソロの男性とご夫婦の計3名が先に登っていかれました。よし、私たちも行こう!

 

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岩場の写真を撮ろうと思ったら、先行者さんのお尻を撮っちゃった。スミマセン(;'∀')

3名の後ろについてのんきに登っていたんだけど、あっさりと「お先にどうぞ」と言われてしまい…じゃあお言葉に甘えて、と譲ってもらったのだけど…

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阿弥陀岳山頂まで続く岩場やハシゴ。それはいいんだけど、この岩がもろくてちょっと崩れやすいのです。大きな落石は起こさなくとも(起こしたら大ごとですよね…)、よいしょっと岩を乗り越えるときに小さな石や砂をパラパラと落としてしまって焦った記憶。

私たちもそうだけど後続者さん達もヘルメット無しなので「絶対に石を落とさないようにしようね…!」と改めて気合を入れたのでした。でも後続者さん達がゆっくりペースだったのかそれとも私たちが速かったのか、幸いにもすぐに間が空いたのでほっと一安心。

 

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見渡す限り、岩。

 

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とはいえ足場はちゃんとあるし登りなら高度感もそれほどないので、ただ黙々と登っていくだけ。でも下りはちょっとこわいかもなぁ。

 

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ふと、後ろを振り返ってみる。さっきまでいた中岳のコルが随分下に見えました。

 

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次は上を向いてみる。山頂はあそこなのかな?

 

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岩々ゾーンが途切れ、ザレた急登を過ぎ…

 

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また、ちょっとゴツゴツしたところを乗り越え…

もうちょっとで山頂かな?と思った頃に、

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10:55 唐突に到着しました!阿弥陀岳山頂\(^^)/ワーイ

 

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山頂には阿弥陀如来の石像のほか、いくつかの講中碑が祀られています。おお、よく見ると新型コロナ関連のものも…。

 

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阿弥陀さまの後ろにそびえる赤岳。

 

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赤岳ズーーーム。大迫力。

 

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うわ…これから歩く中岳から赤岳へのジグザグだらだら登り…見るからにザレてそうでやだなぁ(;'∀')

 

さて、周りの山々にも目を向けてみると…

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まず目に飛び込んでくる再びの富士山。ドーーーン\(^^)/

 

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本当にパーフェクトな形ですよね…なんという美しさ。

 

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奥に中央アルプス。右に御嶽山

 

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真ん中が千畳敷カールの辺りかな。

 

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南アルプスもよく見えています。真ん中に甲斐駒。右に仙丈、左は北岳

 

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北岳の奥をよーく見ると…おお、あれは東側から見るザク型の塩見じゃないか?お元気そうで何より!

 

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そして北アルプスの山々もずらりと。

 

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右に槍、南岳と大キレットがあって、北穂、奥穂?

(大喰岳とか中岳とか涸沢岳とか間にあるのか。)

基本的に山座同定オンチなので色々違っていたらスミマセン。

 

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そして北ア北部はどれがどれやら。かろうじて猫耳鹿島槍くらいわかるかなと思ったけどワカランわ…左のがそう?違う?(;'∀')

 

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そしてあちらは北八ヶ岳。手前に天狗、奥に蓼科山

 

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硫黄岳の奥に見えているのは浅間山?すごい存在感だなぁ…。

 

阿弥陀岳山頂、周りの山々がすべて見渡せて本当に絶景でした。

おやつをつまみながら思いのほかのんびりしちゃったかな。

名残惜しいけどそろそろ下山しましょうか~。

 

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登りは何ともなくても、下りは要注意。

ザレているので勢いよく行くとざざーっと滑りそう。慎重に…

 

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なんだかこのまっすぐに割れた岩の感じ、どこかの遺跡みたいに見えて面白いな。

 

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山頂直下の急な岩場を過ぎてほっと一息…

 

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とはいえまだまだクサリ場やハシゴは続くので気を抜かずに。

 

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前向きか後ろ向きか、どっちで行こうか迷う微妙な傾斜。

ここからもう少し下っていけば…

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中岳のコルまで戻ってきました!

 

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さっきまでいた阿弥陀岳を振り返ってみます。

 

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よーく見ると、ちょうど下っている途中の人が見えるわ。

実際歩くより遠くから眺めている方が怖いかも(;'∀')

 

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ハシゴもなかなか…(実際は特に怖くはない)

 

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さて、お次はいよいよ八ヶ岳の主峰である赤岳へ向かいます。

 

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岩だらけの中、お花を見つけられると嬉しいな。可愛いウメバチソウ

 

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葉っぱもほんのり秋色。

 

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中岳を越え、赤岳がどどんと正面に見えてきました。

 

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阿弥陀岳から眺めたジグザグ登りも近づいてきた~。

 

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後ろを振り返ると、中岳の向こうに阿弥陀岳の姿。

よし、頑張って行きましょ~~~。

 

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周りの風景も楽しみながら。あちらに見えているのは明日歩く予定の横岳。

 

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下には行者小屋の赤い屋根が見えています。

 

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登りの途中で一息ついてカシャッとな。

 

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アタイもカシャッとなしてもらいました。

 

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ジグザグ登りもペースを落とさずテンポよく…(とはいえちょっと疲れてきたな)

 

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文三郎尾根との分岐を通過。

 

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更に進むと、キレット方面と赤岳山頂の分岐。

いつか権現から縦走してみたいなぁなんて思いつつ、山頂を目指します。

 

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ようやくこの辺りから岩々ゾーンに突入です。

ちょうど下ってくる数人のグループとすれ違ったのですが「ここから急になるから気を付けて!」と声をかけてくれました。ありがとうございます!頑張ります。

 

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切り立った崖ではないし阿弥陀岳ほど岩がもろくないので意外と登りやすいような…。でも油断は禁物。うっかり転げたら大けがですね(・・;)

 

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素敵な石板が励ましてくれます。

 

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更に続く岩。

 

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まだまだ岩。

 

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おや、また分岐。

地図で確認するとキレット方面と真教寺尾根の分岐の辺りなんですね。

 

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↑この辺りで右手側から登ってこられたお二人がいたのですが、あの方々はキレットを越えてきたのかな。

 

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山頂はもう近いはず。ハシゴを登って…

 

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ふと見上げると岩場の上に人影が。あそこが山頂だ!

右側から回り込めば…

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12:43 赤岳山頂に到着しました~~~\(^^)/

 

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八ヶ岳に初めて訪れてからおよそ10年…なかなか来る機会のなかった主峰にようやく登頂です。達成感!!

 

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赤岳山頂には二つの祠があります。

こちらは赤嶽神社の祠。江戸時代に茅野市の行者達によって赤岳が開山された流れを汲むものだそうです。ちなみにこの写真は裏側から撮ったもの。表に回りたかったのですが、山頂は狭い上に人も多かったため身動きが取れず断念(T_T)

もうひとつの祠は河口湖町の宗教法人が勝手に建てたものだそうです(事前にこの情報を得ていたので写真すら撮りませんでした)。赤岳山頂は国有地となるため、撤去に向けて行政指導を行っているとのこと。

 

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山頂からの眺めも素晴らしかったのでゆっくりしたいところだけど、先程書いたようになかなかの賑わいだったのですぐ下りることにしました。

 

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なぜか一枚だけ撮っていた北アルプスの写真。槍は本当に目立ちますねぇ。

 

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これから横岳方面に下り、地蔵尾根から行者小屋に戻る予定。

 

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山頂直下に佇む赤岳頂上山荘。

 

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残念ながら昨年、今年と休業されています。

 

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このあたりでふと登山道脇を見ると黒い石がゴロゴロ。これって溶岩?

 

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さすが火山だなぁ。他の山ではあまり見かけない色の石がたくさんあります。

 

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先程登った阿弥陀岳の眺めを楽しみつつ、

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どんどん下っていきます。

この辺り、個人的にはちょっと苦手な下りでした。

そのまま下るにはわりと急だけど後ろ向きで行くほどではない…足の置き方によってはちと滑るし。

 

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これは登りの方が楽かも、なんて思ってしまったわ(;'∀')

 

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長い下りが終わり、赤岳展望荘が見えてきました。

 

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その前に県界尾根との分岐。こっちも歩いてみたいな。

 

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東側の里は南牧村?川上村?

そしてその向こうの山は…

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ちょこんと稜線から飛び出た岩。あれは金峰山の五丈岩!?相変わらず目立つな~。

 

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そうこうしているうちに展望荘到着です。玄関前のテラスにて。

 

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とても眺めが良いけど風が強い…!!

 

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小屋前から横岳~北八ヶ岳方面の眺め。

 

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下には行者小屋が見えます。ジオラマみたい。

 

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展望荘のすぐ先には地蔵ノ頭という分岐。

今日はここから地蔵尾根を下って行者小屋に戻ります。そして明朝は登りで使い、ここまで上がってから横岳を目指す予定。

 

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ちょうど横岳から下りてくる登山者さんがいました。

向こうも険しい岩場が続くそうなのでドキドキです…。

 

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地蔵ノ頭にはお地蔵さんのお姿。今後も安全な山行となりますように見守ってくださいませm(__)m

さて!それでは気を付けて下っていきましょう~~。

 

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…と言いつつ、まだまだ周りの景色に目がいってしまう(;'∀')

あそこに見えている白い砂地は赤岩の頭かな?

その向こうは天狗の手前の根石岳かしら。

 

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左手には、先程登った阿弥陀岳~中岳~赤岳への稜線。

ここから見ると中岳もわりととんがっているなぁ。

 

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よし、ここからはちゃんと下りに集中しよう。

 

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さらば赤岳、また明日(明日はあそこまで登らないけど)。

 

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地蔵尾根を少し下ったところにもお地蔵さんが。

 

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地蔵尾根も急な岩場続き。特に下り始めは気が抜けません。危ないところは写真も撮らず黙々と下っていきます。

 

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階段のようなハシゴのようなものも。

 

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この階段を過ぎればあとは樹林帯ゾーン(だったような気がする)。

 

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さっきの岩々からガラリと雰囲気が変わりましたねぇ。

 

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14:19 しばし下り、行者小屋まで戻ってきました(^^)

 

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見上げてみると、稜線上には建物が…

 

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先程通過した赤岳展望荘だ。

ここからこんなふうに見えるのか~、って、そういえば上からも行者小屋が見えていましたもんね。

 

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テントに戻ってきました。

平日というだけあってとても空いています。下の段には何張かあったけど上の段は我が家だけ。これから数組は増えるかなぁ。

 

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オットは早々にビールタイム。

私は…

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オットが毎回気分で作ってくれるトレイルミックスでも食べようっと。グラノーラ、小魚、ピーナッツ、柿の種、甘納豆など。

 

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おやつを食べたりぼーっとしたり…それでもまだまだ時間があるわ。

まだちょっと早いけど晩ご飯&明日の朝ご飯の支度に取り掛かろうかな。

今回はお米を炊きたかったので、テン場に着いてすぐお米を水に浸けておいたのです(ついでに乾燥野菜も入れてみました)。

火にかけてボコボコ沸騰してから10分だったか15分だったか…ちゃんと計らなかったけどパチパチと音が聞こえるまで弱火で。

 

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そして無事に完成。

晩御飯2人分、そして翌日のお稲荷さん&おにぎり2人分なので、ちょっと多めに3合炊いてみました。一応ちゃんと食べられるごはんになったけど…食感が少しもちゃっとしちゃったかな(;'∀')

 

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これから晩御飯として食べる分は取り分けて、残った分は「すしのこ」で味付け。

タマノイ酢/タマノイ すしのこ75g

価格:145円
(2021/10/12 22:07時点)
感想(1件)

そしてお稲荷さん用のお揚げにつめて…

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一応完成\(^^)/詰める前にご飯部分だけ味見してみたらちょっと薄味でした…山で食べるものだからもっと思い切って味付けすればよかったわ。反省。

 

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さてさて、明日のご飯も準備できたところで今日の晩ご飯を作りましょうかね。今回は定番の麻婆春雨にしました。それとミックスビーンズ&ツナ&コーンのサラダ。あとはさっき炊いておいたごはんを一杯ずつ。

 

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サラダはすべて混ぜるだけなので手間なし。味付けはマヨでいいかな、と思ったんだけど自宅の冷蔵庫に小パックのタルタルソースがあったのでそれを使いました。美味しくないわけがない('ω')

 

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麻婆春雨もお鍋で少しぐつぐつするだけなので簡単。高野豆腐も少し入れてみました。(さっきお米を炊いたお鍋のお掃除も兼ねて)

家でも食べている味はほっと安らぎますねぇ(^^)美味しくいただきました。

 

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晩ご飯を食べ終えたら、あとはもう寝るだけ。

とはいえまだ時間も早いので本を読んだりおやつをつまんだり、ダラダラと。テント泊はやっぱりこの自由さがたまりません。

今回はあんまり考え込むものを読みたくなかったので、気軽に益田ミリさんをチョイス。結局最後まで読み終わる前に眠くなって寝ちゃったけど…。

 

季節は9月中旬。

あんまり着込まなくてもシュラフに潜ればそんなに寒くなかったかな。昨年買ったダウンパンツも必要なかったし。でも足先だけはちょっと冷たく感じたような…。

 

そんなこんなで、一日目が終わったのでした。

二日目は横岳~硫黄岳を縦走予定です。

↓後半に続きます('ω')

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