ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

新潟富山旅①フォッサマグナパーク

今回の旅行の一番最初の目的地は糸魚川

糸魚川については数年前からオットが「ヒスイを拾いに行きたい!」と言っていまして。まぁド素人の私たちが行ってもヒスイの見分けはつかないと思うので拾うのは冗談として…。

それでも糸魚川静岡構造線という大きな断層やフォッサマグナ、そして新潟方面の土器や土偶など気になるところがいくつかあるので色々と巡ってみることにしました。

まずフォッサマグナミュージアムと長者ヶ原考古館に行こうと思いネットで下調べしていたら、少しだけ離れた場所にフォッサマグナパークという場所を発見。写真を見るとなんだか見覚えが… あ、ここブラタモリで行ってたところだ!

せっかくだからここも寄ってみよう、ということになりました。

フォッサマグナとはラテン語で「大きな溝」という意味の言葉。そしてフォッサマグナパークは糸静線を人工的に露出させた断層見学公園です。

前置きが長くなってしまいましたが、国道148号線沿いの駐車場に車を停めてテクテクと歩いていきます。

根知川沿いの遊歩道を歩いて現地へ。そうそう、地名は根知でしたね。番組でも何度も「根知という地域は…」という話をしていたのにすっかり忘れてしまっていました。スミマセン。

道中、説明のパネルがいくつかあります。

ほとんどは地質についての話ですが…

!!??

ああ、西と東の違いについてか!!突然様子が変わったので何事かと思いました。他に「ポリタンクの色は?」というのもありました。

おおーようやく見えてきた。

ひとまず階段を下りてみます。

断層の様子が正面に見える場所までやってきました。この目の前の崖が糸静線と呼ばれる断層を露出させた部分なんですね。

境目の辺りは断層破砕帯(岩盤がずれてできた断層の幅)、そして向かって左が古い岩石で、右が新しい岩石(フォッサマグナ)。

解説の大きなパネルも。

そうそうこの流れブラタモリで観ました。数百万年数千万年という気の遠くなるような時間を経て、今の地形が出来上がっているんですね。それにしても、元々はユーラシアプレートに乗っていた東日本がしれっと北アメリカプレートに飛び移っているのはどういうことなの(;'∀')プレートがギューッと沈み込むのはわかるんだけどそれで上の部分だけヒョイッとなったのかね…(語彙がアホすぎる)。

フォッサマグナ周辺の地図。これを見てわかる関東山地のすごさよ…!(?)新しい岩石で埋まる前は島のようになっていたということなのかね。

さて一番下までようやく下りてきました。

振り返ってみると反対側にもまた説明書きが。

あ!そうだ!!同じお宅の中に東と西の二つの井戸があってタモリさん達が飲み比べをしていたんだっけ。お宅といっても一般住宅ではなくて酒蔵さんなんですよね。

それがあちらの建物かぁ。確か浅野さんの方が味覚(嗅覚だっけ?)が鋭くて、水の違いを感じ取っていたような。テレビで観ていた時も思ったけど本当に面白い土地なんですね。

さてもう一度正面に向き直ります。

こういうのっておそらくむかーし学校で習ったことがあるんだろうけど…カロリンプレート?スコチアプレート?そんなプレートもあるんですね。え、ココスプレート?美味しそう(感想がアホすぎて申し訳なくなってきた)。

断層の動きによって破砕帯はどんどん広くなっていくそうですね。遠い未来、この風景はどのように変わっているのでしょうか。

堪能させていただいたところでそろそろ上に戻りましょう。

でもその前にひとつだけ。断層の真上にも何やら巨大なパネルがあったので見に行ってみます。

わぁ、実際の断層がパネルになって展示されています。こんなことができるなんてものすごい技術ですね。

へぇ・・・

・・・・・・ん??

薄いところで1mm!!??「特殊な技法で」って特殊すぎるよ・・・!!!

先程まで居た場所を見下ろしてみます。

川が流れ、そして山があって、のどかな良いところだなぁ。

ところで最後にどうでもいい話なのですが。私の場合フォッサマグナと聞くと山梨のみずがき湖ビジターセンターにいるラジウム星人(あの緑のヤツ)を思い浮かべてしまいます。何故なのかなと思って改めて検索してみたらあの施設内にあるお店の名前がフィトンチッドなんですよね… え、共通点カタカナ7文字のみ…?

ちなみに白州には「フォッサマグナの湯」という温泉があるのでその辺りが色々とごっちゃになっていたのかも。まぁ実際山梨県内にも露頭が見られる場所はあるそうですが…。

 

ではでは次の予定があるので車へ戻りましょうか。お邪魔いたしました。

フォッサマグナミュージアムのお話へ続きますm(__)m