ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

阿久遺跡の企画展へ。

今週の休業日もうっかり仕事だけで終わりそう…だったのですが、どうしても行っておきたい場所があったので出かけてまいりました\(^^)/気分転換~

向かったのは原村にある八ヶ岳美術館。

こちらでは現在阿久遺跡に関する企画展が開催されています。その名も『縄文前期の巨大祭祀場 阿久』。

阿久遺跡とは…

中央自動車道の建設工事の際に緊急発掘される中で、全国的に類例のない縄文前期で最大級の大集落と判明しました。立石・列石遺構を中心とする祭祀的な大環状集石群は日本初の発見として注目され、埋没保存されました。

1979年には縄文前期の文化を知る上で極めて貴重なものとして国史跡に指定され、出土された主要な遺物は八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)と長野県立歴史館で展示公開されました。(原村観光ガイドより)

今回の企画展は、これまで県立歴史館に出張していた土器や石器などが返還されたことを記念してのイベントなのだそうです。「原村へおかえりなさい!展」ということなんですね(^^)

展示品を拝見するのももちろんなのですが、今回はひとつ目的がありまして。それは、

こちらの冊子をいただくことでした。「大昔調査会」の三上徹也さんが執筆され、阿久遺跡の歴史や生活文化などが紹介されています。以前SNSで拝見した時から気になってはいたのですが、すぐ無くなっちゃうんだろうな~…と諦めていたのです。ところが数日前に新聞にも取り上げられていて「1500部限定で無料配布中」との案内が!まだあるなら早く行かねば~!ということでお邪魔したのでした。無事入手できてホクホクです。

企画展の展示も冊子の内容も、自然環境の影響を受けながらムラがどのような変化を遂げていったか、ということが重要なテーマでした。鬼界カルデラの大噴火や縄文海進、そして茅野断層の地震

ムラの在り方が変わっていく中で「中心の祭祀場が広くなりすぎて住居スペースが追いやられちゃった」というのはあまりに面白すぎませんか…。いえ、決して面白がっているわけではなく、不思議で興味深いという意味で_(._.)_

 

また改めて写真で振り返りたいとは思いますが、取り急ぎ「冊子がほしくてもらいに行った」という話でした。ちなみに企画展は来年1月8日まで。ご興味のある方はぜひ!