ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

養狐場の話。

先日井戸尻考古館に再訪したと書きましたが、その際に受付にいらした女性を見てオットが「新聞に載ってた方じゃない?養狐場の」とぽつり。

あ、そういえばそんな記事あったな…!

富士見の「養狐場」情報求む 平澤さん調査 – Nagano Nippo Web

富士見町池袋の井戸尻考古館学芸員の平澤愛里さんが、昭和の戦前・戦中期に町内にあったキツネの養殖施設「養狐場」について調査を進めている。不安定な養蚕業の代わりに高級毛皮として欧米へ輸出し、外貨を稼ぐためキツネの繁殖が普及。寒冷地で盛んとなった。富士見に2軒あったとされる施設の情報を求めている。

私もオットも養狐場に関する情報は一切持ち合わせていないので「昔そんな施設があったんだ」程度だったのですが…

この記事を読んでわずか2~3日後だったかな、『積読チャンネル』というYouTubeチャンネルを聴いていたところ、たまたまキツネの話が出てきまして。

※『積読チャンネル』はバリューブックス(上田市)の飯田さんと『ゆる言語学ラジオ』の堀元さんが出演されています。

飯田さんの話の内容をざっくり書き出すと「僕んちの周りにキツネがたくさんいるんだけど、それはなぜかというとバブルの時代にキツネのマフラーが流行ったから『養殖したろ』となったんだけどそれが逃げ出して野生化しちゃって」とのこと。

あれ…つい最近どこかで聞いたような話だな。あ、井戸尻の方が情報を求めている養狐場のことか!!あまりにタイムリーだったので思わずぞわっとしてしまいました。

ちなみに飯田さんは上田市にお勤めされているけど確かお住まいは群馬県だと以前の動画で話していたような…今回も「長野県民を装っている」とおっしゃっていたので県外なのだと思います。とすると富士見町の養狐場情報には当てはまらないか(・・;)

と、思ったのですが。

-- ここで場面は井戸尻考古館の受付に戻りまして --

学芸員の平澤さんのお顔を見たらつい「養狐場のことで新聞に載っていた方ですよね…」と話しかけてしまい、しかも「つい先日YouTubeでその話をされている方がいて…バリューブックスの方なんですけど…」という非常にぼんやりとした情報まで口をついて出てしまいまして。

平澤さんは気を使ってか「そうなんですね!ありがとうございます、聴いてみますね」と言ってくださったのですが、そもそもチャンネル名にバリューブックスという会社名はデカデカと出ていないし(検索で出てくるのかな?)話の主題は本のことだし、富士見じゃなくておそらく群馬方面だし、結果的に何も得るものがない薄い情報をぼそぼそ垂れ流していった怪しい客に成り下がった私でした…。

しかも「X(Twitter)のフォロワー様にブックカバープレゼント!」というキャンペーンにはちゃっかり乗っかって水煙文土器のカバーをいただいてきました… なんかほんとすいません…。

って、こちらが気にするほど相手は気にしていないというのは世の常(自意識過剰とも言う)。

というわけで考古館を出たあとはテンホウへ吸い込まれラーメンをモリモリ食べてまいりました。

雪の降る寒い日だったから生姜ラーメン。しかもこの日たまたま餃子半額デーでした!餃子一皿ずつ、更にお持ち帰り用の冷凍餃子もゲット。

そんな一日でありました。

 

最後になってしまいましたが、キツネの話がちらっと出たのはこの回でした。

ご興味のある方がいたらぜひに~。