ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

ミツバツツジ。

あちこちで桜が見頃ですが、我が家の庭ではミツバツツジもきれいに咲いています。数週間前だったかな、枝の伸び方が不格好なので剪定せねばと思ったのですが時すでに遅し、もうつぼみがついていたので切れずにそのまま春を迎えました(;'∀')

今年はたくさん咲いてくれたな~。鮮やかで嬉しい。

ツツジの向こう側では…

なんと花桃も開花しておりました。

いっぺんににぎやかな景色になってきましたね。

裏のソメイヨシノ

お陣屋コヒガンと中央アルプス

さてこんな晴れの日は山へ行きたいところですが、オットは朝からまた木こりをしに出かけていました。というわけで私は家で庭の手入れなど。

軽トラで何度か往復して、木をどさっと。これで来年も安心かな、ありがたや。

日中は陽が射して暖かかったけど、このところ朝が冷えますね。今朝の最低気温は1℃だったっけ?明日は駒ヶ根で1℃、飯島で4℃とか。この3℃の差は一体… といっても同じ市町村内でも標高の差でだいぶ違いますもんね。

気温差で風邪ひかないよう皆様もお気を付けください(*_*)

 

花見の仇討ち。

日常の諸々についてすぐ落語から引用する癖をなんとかしたいと思いつつ、桜が咲くとついつい、ねぇ…。

毎年同じことを言っているようで申し訳ないのですが、桜といえば五代目小さん師匠の『花見の仇討ち』を聴きたくなります。

「もうき~のふ~ぼく、うどんげの~…」からの「日向ぼっこで本読んでんじゃねぇんだ」と、「松の切り口ヤニ衛門」がたまらなく好きで脳内再生余裕。

落語の中での話なので実際どのような様子だったのかわからないけど、昔(江戸時代)はただ花見をするのではなく何か趣向を凝らすのが流行っていたのだとか。そこで4人の仲間が集まって「今年は何か変わったことをやりたい。仇討ちの芝居なんかどうだ」ということに。台本を作り配役を決め、芝居の稽古をグダグダに済ませて当日を迎えた。

なんやかんやあって、仇討ちを目的とする巡礼兄弟vs仇役の浪人、そこになぜか本物の武士が加わってしまいあわや大惨事…!!

というのがざっくりとしたあらすじ。

そもそもが「そこに集まった大勢の花見客をアッと言わせたい」ということから始まった芝居の計画。もしや今で言うYoutuberのようなものなのかな?と思う今日この頃です。

というか既にやってる方いませんかね、「花見で仇討ちやってみた」とか「六部が来なくて死にかけた」とか。

ちなみにこれらの写真は日曜日に撮ったもの。月曜も火曜(今日)も雨降りなので写真は撮っていませんが、ソメイヨシノの開花がじわじわと進んでいます。

お隣さんちの桜越しに中央アルプスを撮ろうと思ったら真っ白になっちゃったわ…。

最後に、ヒヨのおけつをカシャッとな。

明日(水曜)以降は何日か晴れマークが続いているようなのでお花見も楽しみですね。

 

お陣屋コヒガン見頃です。

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裏のお陣屋コヒガン。ほんの数日前に「お、開花したな」ということで私の脳内にて小さん師匠がアップを始めたところでしたが、あっという間にほぼ満開。

今日はお天気が良くて山も見えていたので、仙丈とツーショット\(^^)/

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木の周りをウロウロ。青空と桜、良い眺めです。

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中央アルプスと一緒にカシャっとな。

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下の小道の桜も咲いたな~。

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田んぼの入り口のソメイヨシノも開花しました。

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この週末もたくさんのご来店誠にありがとうございました。特に今日は開店30分後に受付終了(実質完売)… お入りいただけなかった方々には申し訳ありませんでしたm(__)m

大草城址や高遠など桜の名所に行かれた方が多かったようです。良いお天気で何よりでした。

伊那谷はコヒガン系など早咲きの桜がにぎやかですが、ソメイヨシノの見頃はまだこれから。もうしばらく楽しめそうですね\(^^)/

 

またお隣の桜。

昨日載せそびれた写真…といっても人様のおうちのものですが。

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お隣さんちには淡墨桜も植わっていて、当店の窓からも見えます。

淡墨桜といえば岐阜の根尾谷淡墨桜。日本三大桜の一つですね。私も十数年前に拝見したことがありますが、どっしりと立派な佇まいでした。また岐阜にも出かけたいな。

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本日もたくさんのご来店誠にありがとうございました。明日もお待ちしております\(^^)/

 

今日の桜チェック。

店内から。せっかく周りで桜が咲き始めたのに昨日も今日もお天気は今ひとつ。基本曇天、時々雨。陽が射したのはほんのわずかな時間でした。

お隣さんちのソメイヨシノ。「この状態だとあと〇日くらいで開花しますよ」というのがいつまで経っても覚えられません。おそらくあと何日かで開くかと(;'∀')

これは河津だったかな。

これは店内からも見えているお陣屋コヒガンですね。咲き始めるとあっという間だなぁ。

道沿いをウロウロしたあとは裏の田んぼへ。

いつもの一本桜。

うーむ、曇天。青空がほしい~ でも桜の開花は毎年のことながら喜ばしい。また度々様子を見にいこう\(^^)/

 

窓辺の猫たち。

日なたの窓辺。月ちゃんがうつらうつら…

ぱちっ。おぉ、起きてた。

しぱ…しぱ…。眺めているこちらも眠くなるお顔。

真っ白クリームパンのようなおててとふさふさしっぽがキュートですねぇ。

振り返るとサチもいました。あなたちゃんも眠いのかね…

少し外へ出て庭の点検など。福寿草はすっかり葉っぱがわさわさしてきました。

あちこちからヨモギも出てきています(写真ピンボケでしたね)。以前は摘んでお団子など作ったなぁ。たまには何か作ろうかな?でもどうしようかな~なんて迷っているうちに育って硬くなっちゃうんですよねぇ。私はいつも行動が遅くていかんわ。

椿も可愛らしく咲いています。お隣さんちでは乙女椿が咲いていて毎年目の保養をさせてもらっています。あの淡いピンクも可愛いですよね。

そんなふうに外をウロウロして、ふと窓越しに家の中を見ると…

ハッ!こっこ姉さんがこちらを見ている…(;'∀')まるで深窓の美魔女。あ、違ったうちは上流階級じゃなかった。失敬失敬。

 

日本原初考。

以前、常念岳大天井岳の山行記録を書いた際に常念山頂のほこらについて少しだけ調べてみたことがありました。

▲常念岳(2857m)・大天井岳(2922m) 2023年7月11~12日【前編】 - ひねもすのたり。

すると祠を管理されているのは諏訪信仰の流れを汲む神社さんだということがわかったのですが、諏訪信仰といえば2~3年ほど前に関連する本を数冊読んでいた時期がありまして。その中の一冊がこちら。

『古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』(1作目) 古部族研究会 編

ミシャグジ信仰や古代の諏訪についての論考がまとめられた一冊なのですが、これがものすごく面白くて、読む手が止まらず一気に読破しました。

古部族研究会とは田中基さん、北村皆雄さん、野本三吉さんが立ち上げた研究会で、巻末のプロフィールから抜粋すると

学生時代からの知り合いで、ともに藤森栄一の著作などから諏訪に関心を抱いていた田中基と北村皆雄が意気投合し、野本三吉と合流して立ち上げた研究会。1974年に在地の研究者・今井野菊を訪ね教えを乞うた糸萱合宿で本格的に始動。

キーパーソンはこの今井野菊さん、在地の研究者であり本職はなんと寒天屋の女将さんだったそうです。

そもそも私がなぜこの本に辿り着いたかというと、神長官守矢家第78代当主・守矢早苗さんの講演動画から今井野菊さんのことを知ったのがきっかけでした。講演の中で「今井野菊さんは『守矢氏の祖先は太平洋から天竜川を遡って諏訪へ辿り着いた』と書かれている」というお話があり、一気に興味を持っていかれた私。

えっ天竜川北上ルートなんだ!今井野菊さんの本を読んでもっと詳しく知りたいな、と思ったものの一般の書籍として販売されているものは皆無。

その中で唯一私でも入手できそうな関連本が、この古部族研究会の本でした。

といってもこちらの本はもともと日本原初考三部作として1975~1978年に出版されたものであり、絶版となっているため入手困難。よっぽどマニアックな線を辿らないと出会うことができないはず。

 

だがしかし。ここで朗報です。

実はこちらの三部作、

2017年に復刊されておりました…!!

ドンドンパフパフ~~~\(^^)/\(^^)/

 

つまり文庫版がアマ〇ンなどの通販サイトで気軽に買うことができるんですな。

その事実を知った私は「じゃあ今度ポチっとこ~」と思いつつも数日間そのまま過ごしていたわけです(いや早く注文しなさいよ)。

そんなある日、岡谷のブック〇フに立ち寄り何気なく本棚を見ていると…

う、うわぁーーーー!!ここにいた!!!

と、まさかのブック〇フでの出会いでした(;'∀')

 

…すみません、本の内容にも触れず本とのなれそめについて長々と… おそらく誰も興味ないであろうことについてだらだら書くのはもしかしたら私の唯一の才能なのかもしれない。

その時一緒に購入したのがこちらの『諏訪信仰の発生と展開』(3作目)。

もう一冊の『古諏訪の祭祀と氏族』(2作目)はありませんでした…。

ちなみにこの時、他の著者さんが書かれた『天白紀行』という本が隣に並んでいたので購入しましたが、こちらも日本の古層シリーズでした。ちょうどよかった。

というわけで3部作のうち1作目と3作目を無事ゲットした私。

しかし1作目を読破したあと「間が一冊抜けてるからなぁ~…」と3作目になんとなく手を付けないまま積読状態にし、2~3年経過…

そして今年、冒頭の常念岳山頂の祠について調べたのをきっかけに「そうだこれを読まなければ」と、ようやく3作目を読み始めました。

ちなみに2作目はまだ入手しておりません…!!(2024.4.3現在)

ほんと何やってんだ状態で日々過ごしております。いよいよネットで注文しなきゃな。

 

3作目の『諏訪信仰の発生と展開』はまだ読んでいる最中ですが、これを読むと千鹿頭神に俄然興味が湧いてきます。洩矢民族直系の千鹿頭民族とも呼ぶべき人々。諏訪より東へ広がっていった千鹿頭神信仰の中に、人々の足跡を辿ることができる…といった内容。

今井野菊さんはミシャグジ信仰のほか千鹿頭神の踏査もされていたそうなので「なぜなのかなぁ」とぼんやり疑問に思っていましたが、そのきっかけについても触れてあり、謎が解けました。私も親都神社の森の中に腰を下ろしてキャラメルを食べたい。

続きも楽しみながら拝読したいと思います_(._.)_