ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

諸々の問題。

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「すんきはいつ頃までありますか?」とお客様からよく訊かれる今日この頃。

先週沢渡峠に行った帰りにまた追加で仕入れてきたので、もうしばらくはありますよ\(^^)/

 

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その日百田さんのところに着いたのは午後3時頃だったのですが、百田さんはてっきり私たちが風越山に登っていると思ったらしく、登山口のある林道を見に行ったりお店から双眼鏡で風越山を眺めたりしていたそうで(;'∀')

今日は王滝村の沢渡峠に行ってきたんです、と伝えると最初は「どこだ?」といった感じだったのですが詳しく説明していくと「ああ、あそこか!猟で行ったことあるよ」とのこと。さすが地元の猟師さん。

そこでオットが「ブナやミズナラが多くて熊さんにとっては良い環境ですよね」と言ったら

 

「あそこな、今まで熊撃ってた人が辞めちゃったからこれから増えるぞ」

 

ですって…ひょええ。

私たちは当事者ではないのであまり軽々しく言える話ではないのですが、猟師の成り手不足や行政とのいざこざなどなど、大変なことばかりだそうですね…(._.)私もいち登山者としてなにか少しでもできることがあればいいのですが…うーむ…強いて言えばジビエを美味しくいただくこと…か…?じ、実は私ジビエが苦手なので(小声)克服しなければ…

 

 

それから、困ることといえばもうひとつ。

百田さんの美味しいすんきに欠かせないのが地元産の赤かぶなのですが、とても美味しい赤かぶを作ってくれるベテラン農家さんがもう90歳を過ぎたおじいちゃんなのですって(*_*)

そういえば以前「赤かぶを作ってくれてる人がそのうち辞めちゃうかも」と言っていたっけ…。

かぶは決まった時期にしか作れない上に、上手に作るのが難しい野菜とのこと。

百田さんいわく、他の農家さんに頼んだこともあったけどベテラン農家さんと同じような量や質で作ってもらうのがなかなか難しいそうで。

 

田舎はどこも人口減少が問題になっているけど最近は都市部から移住してくる若い人たちも多いし、その中で農業や狩猟に興味のある方が担い手になってくれたらいいのになぁ…なんて他人事のように言ってしまって申し訳ないのだけど(._.)

私たちも何かできることがないものかな。