ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

▲朝日岳(2,418m)・雪倉岳(2,611m)・白馬岳(2,932m) 2023年8月1~3日【2】

2023年夏のメイン山行の記録、その2です。

前回はこちら↓


一日目の晩ごはんの話。

この時は自宅で作った肉味噌を持参したのですが…

これについては以前書いたはず、と思っていたけどインスタの方で書いただけでした。備忘録的にこちらのブログにも綴っておこうと思います。

 

泊まりで山に行く時、テント泊メインだと悩ましいのはやはり食料計画。たった2〜3日のことだとしてもちゃんと栄養を摂りたいし美味しいものが食べられたら尚良し。

そこで以前から気になっていたのが肉味噌でした。夏山でも数日間は常温で持ち運びOKと言われていて、長期縦走には必ず持っていく!という方もいるそうですね。

ビタミンB1豊富な豚肉で疲労回復効果、そして野菜やきのこ類も入って栄養バランスも良し。 なにより毎日下界で食しているお味噌を山でも食べるというのが、安心感があってなんだか良さそう。 いっぺん試してみようということで今回の山行のために作ってみたのでした。

肉味噌のレシピについてはネット検索するといくつか出てくるので、それらを参考にしつつ家にある材料と組み合わせて作りました。

豚ひき肉、玉ねぎ、にんじん、舞茸、しめじ、にんにく、しょうが、10年もののデカくて塩辛い梅干し、砂糖、酒、しょうゆ、味噌。

肉味噌はアレンジが効く食べ物で、そのままごはんや麺などにのせたり、ルーを加えてカレーにしても美味しいのだとか。

色々気になるけど今回はシンプルに麺にのせて食べることに。やっぱりラーメンかな?とスーパー内をウロウロしていた時、ラーメンの隣にフォーを見つけまして。フォーかぁ…ラーメンよりさっぱりして美味しいかも?ということで購入。

軽量化のため余分なパッケージは家で捨ててまいりました。中身と作り方の部分を切り取ったものだけ持参。(このくらいだったら水の量と茹で時間だけ袋に書いてもいいんだけどねぇ)

市販の乾燥野菜と、山行直前に慌てて作った乾燥きのこ。ここに水を入れて、

火にかけます。景色を眺めながらぼーーーーっと…。

お湯が沸いたら麺を入れて4分。

これオットと私の2人分なのですが、付属のスープはどれだけ使おうかなぁ…。あとで上にのせる肉味噌が濃いめの味なので、ひとまず1袋だけ使うことにしました。

フォーが出来上がったら肉味噌をどどんっと。

今回持参した肉味噌は160gほど(※肉味噌パスタやカレーなどを作っている方のレシピを見たら一人前70~80g使用と書いてあったので)。で、この一回で使い切りました。

もっとたくさん持っていって二日目と三日目のごはんにも使おうかと思ったのですが…いくら大丈夫だろうといっても手作りのものを2~3日常温で持ち運ぶのに若干の不安がありまして(;'∀')飲食業ゆえ食中毒という言葉がこの世で一番(?)こわいのですよ…

味はとても美味しかったしお肉も野菜も摂れてよかったなと思うので、またの機会にぜひ作りたいと思います。次は肉味噌カレーもやってみたいな~(^^)

 

私たちのごはんはこんな感じでしたが、朝日小屋に行ったら絶対に購入したいものがありました。それは…小屋名物のお寿司!!

※二日目の山行中に撮った一枚です

富山の業者さんに作ってもらっているお寿司だそうで、くるみ、ます、まとダイの3種類がありました。使われている食材はお米も含めすべて富山県産。酢飯なのと笹の葉に包んであることで殺菌性も高く、山のお弁当に大人気なのだそうです。皆さんこのお寿司を翌日の行動食や昼食用に買われるのだとか。

もちろん私たちも買う気満々だったので、テント泊の受付の時に「お寿司を買いたいのですが」と尋ねたら「あ、あれはね販売時間が決まっているんですよー」とのお返事。

確か16時~17時頃だったかな?「○時から売店で販売開始しますのでご希望の方はお越しください」というシステムなのだそうです。

販売開始前にはアナウンスもあったので、私たちも小鼻ブンブコ膨らませて参戦。すると…

なんだここは…バーゲン会場か…!!??

というぐらいの大混雑!!お寿司人気すぎるよ!!

私たちは二人で行ったのですが余分な人間はなるべくいない方がいいかなと思い、オットに託して私は小屋の外で待機していました。結果、無事に3種類すべてのお寿司と、混ぜご飯も2種類ゲットできたようで歓喜\(^^)/

 

前回も書いたけど朝日小屋はお食事が大評判の様子。

美味しいのはもちろんのこと、みんなでワイワイと食べる雰囲気もとても和やかなのだとか。私たちがテン場をウロウロしていた時も「それではまずは食前酒からいただきましょう!カンパ~イ!」という楽しげな声が外まで漏れ聞こえておりましてな…。

いいなぁ…と指をくわえていた私たちでした。次はぜひ小屋泊したいものです。

 

そんなわけで山行記録【2】というか番外編のようなものでした。

次は二日目の話です。

hinemosk.hatenablog.com