ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

▲三峰山(1887m) 2023年10月11日

美しい稜線の山へ。

今回のルート

▲合計距離 2.3km

▲累積標高差 141m

▲コースタイム 1:39(休憩含む)

 

インスタのおすすめなどで何度か見かけたことのある三峰山。ゆったりした山容が印象的で、しかもわずか数十分で登れるのだとか。

とある晴れた日におやつを持って出かけてみました\(^^)/

11:08 ビーナスライン沿いにある三峰茶屋さんの駐車場から出発します。おお、既にぽこーんとした山頂が見えている!なんと良い形なんだろう。

ちなみに三峰山に登るルートは他にもあって、和田峠や扉峠から登る方も多いようです。あとは距離があるけど鉢伏山方面からの縦走という手も。最短ルートは今回私たちが利用した三峰茶屋さん起点になります。

道路を横切って山道に入ります。

わぁ、見れば見るほど美しいお姿。なんだか古墳のようにも見えてしまう…(゜゜)

この緑の笹原もまたいいですね。

10月、山はもう秋の気配。

振り返ってみると…スタート地点の三峰茶屋さんが近い(;'∀')まだこれしか進んでいません。

さて青空へ続くような坂を登って稜線へ。

稜線に出たら分岐の道標があります。そうそうこの中央分水嶺トレイル、以前和田峠から鷲ヶ峰へ登った時にも見かけましたね。

和田峠方面。次はこちらからも登ってみたいな。

日の当たり具合で笹原が銀色に見える不思議。

山頂はこちら。先行者がちらほらと見えます。

おぉ、諏訪湖が見えてきた。

振り返れば八ヶ岳オールスターズ。

車山のレーダーも見えますね。

そしてぼんやりしているけど富士山も!!さすがに鷲ヶ峰からの眺めと似ているなぁ。

目の前にはうねうねとした登り坂があって、これを越えたら…

あれっ、まさかもう山頂?

11:33 ほんとに山頂だった!!(山頂標識に近づきすぎて見切れてもうた)

出発からここまで30分かかってない…これは本当にお手軽ハイキングだな~。

山頂の先には扉峠への分岐。

わ、こちらもなんて牧歌的なんだろう。素敵だわ。

あ、あれは王ヶ頭の電波塔かな。

さて運動というほど歩いておりませんが、景色の良いところで休憩します\(^^)/今回の山ごはんはスイートというパン屋さんで調達してきました。松本・安曇野方面に数店舗ありまして、そちらへ行く機会があるとつい寄ってしまうんですよねぇ。

ちなみに写真のパンはじゃがベー。初めて食べた時から中毒になっております。うまー。

SWEET | 松本のベーカリー&カフェ スイート

今回は他にも持参したものがありまして。この前の月に釈迦堂遺跡博物館で購入した…

釈迦堂オリジナルパッケージのコーヒーと、

どんぐり入りしゃっこちゃんクッキー。ついでにおかか先生とツーショット\(^^)/

いやぁのんびりと良いおやつタイムです。

ドリップパックに合う山用カップが家になくて紙コップになっちゃったけど(;'∀')※このあと百均でちょうどいいサイズのカップを購入しました

あら、一本だけ赤い木がある。

もこもことブロッコリーのような木々がかわいいな。

あそこに道があるけどあれは二ッ山・鉢伏山方面だったかな。記憶が曖昧でスミマセン。

ぼんやりとだけど空から光が射し込むのが見えました。

東側には荒船山も見えていたっけ。何度見てもびっくりしてしまう形ですよね。

そんなこんなでのんびり休憩していたら、とある元気な男性が通りかかりました。腕章には信毎という文字。挨拶ついでに「信毎さんですか?うち取ってます!」となぜかドヤ顔してしまったのですが今思えばちょっと恥ずかしいですね…。

この日は三峰山の写真を撮りにこられたそうなのですが、「お二人モデルになってもらえませんか?後ろ姿だけで顔は写りませんから、そのままあちらを向いてもらって」と言われたのでアワアワしながら写真を撮ってもらっちゃいました。

ただ「新聞に載るかはわかりませんが…」とのこと。そういえば今の今まで(現在2024年3月15日)すっかり忘れていたな。オットは毎日欠かさず新聞を読んでいるので、何も言わないということは載らなかったんだな(;'∀')

写真を撮り終えた記者さんが「ありがとうございました!」と元気に下っていかれたので、私たちもぼちぼち下山しましょうか。

来た道を戻りはじめると、登山道から少し外れた岩陰に石碑のようなものが見えました。気になったので回り込んでみると…

おお、確かに石碑だ。

大峯山 大天狗 小天狗」という文字が彫られています。大峯山(大峰山)というと大峰奥駆道で有名な奈良の霊峰ですよね。役小角金剛蔵王権現を感得したのがこの大峰山だと以前調べたことがあったような。

この三峰山にも修験者が来ていたのかな…と思ったところでふと思い出しました。そういえば近くの鉢伏山が古くからの信仰の山じゃなかったか?と。

検索してみたら山と仏@僧職系登山男子さんの記事が出てきました。

実はこのお方SNSで以前からフォローさせていただいているのですが、noteを拝読するのは初めてでした。これまでぼんやりとしか知らなかった鉢伏山のことが素人にもわかりやすく書かれていて「なるほど!」の内容でした。興味のある方はぜひぜひ。

余談として書かれていた高野山の杉と吉野の桜のお話も面白かったです(^^)

これは何だろう…権現様か…天狗様か??

私もいち登山者として山岳信仰のことは知っておいて損はないだろうと思いつつ、今一つわからないことだらけです。山と仏さんの記事を読んで勉強させていただこう_(._.)_

さぁそれでは下山しましょう。登りもあっという間だったけど下りはより一層早く感じますね。

ここなら普段山登りしない方やちゃんとした装備を持っていない方でも楽しめるんじゃないかな。なんといってもスタート地点の駐車場がほとんどずっと見えているんだもの(;'∀')これはすごい安心感ですよ。

のんびりとした良い山時間でありました。

道路沿いの木々がほんのり色づいてきれい。

そして12:52に無事駐車場まで戻ってきたのでありました。

次は別のルートも歩いてみたいな。あとオットが「車二台で稜線をつなげていくのもいいかも…」と楽しそうなことを呟いていました。二台で別々の登山口へ置いておけばある程度距離が長くなっても片道分だけで済むからいいですよね。数少ない山友達をそそのかして…ゴホン、誘ってみようかしら。

今回も季節はずれの山レポを読んでくださりありがとうございました(^^)