ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

国語の授業の記憶。

花盛りの伊那谷。我が家の庭の花桃ツツジ、そして左奥は裏の田んぼの桜。

先週、今週とたくさんのご来店誠にありがとうございました。この土日はどちらも11時の開店前に受付終了(実質完売)となりました_(._.)_

当店の庭越しに見るお隣さんちのソメイヨシノ

まだきれいに咲いていますが風が吹くと桜吹雪がはらはらと…

さみしいけど美しい光景です。若いお客様が「めっちゃ桜吹雪!」と嬉しそうにご覧になっておいででした。

店内から。テーブルにも控えめに桜が映っています。

 

話はがらりと変わりますが。

先程テレビで久々にアイロンヘッドのネタを見てひそかにテンションが上がった夜でした。今回は徒然草でしたっけ。以前の平家物語も定期的にYouTubeで観ておりました。

数十年前、高校の古文の授業で「ここからここまで覚えた人は先生のところまで来て暗唱しなさい」という課題が出されると、わたくしほぼ毎回一番にクリアしておりました。暗唱得意だったのですよ…昔は…。

古文の授業は決して嫌いではなかったのですが、先生があまりに怖すぎて授業内容を楽しめなかったように記憶しています。50代くらいの女性の先生でしたが笑った顔を一度も見たことがなく、常にピシッとしていて教室全体の空気が張り詰めていたっけ。

よく覚えているのは、幸田文が父・幸田露伴からの教えを綴った作品についての授業。はたきの正しい使い方を学ぶために先生が実際にはたき持参でやってきて、生徒一人一人に「やってみなさい」と実演させるのです。え?こうやってパタパタするんでしょ…?とやってみるけどピシャリと「違う、次」。

最終的に30数名いたクラス全員が間違えて立たされて終了。

その後先生が正しい使い方を実演してくれたと思うのだけど何が違うかよくわからなかった記憶。手首のスナップをきかせてはたきの先端を障子の桟にピンポイントで当てるとかそういった感じだったと思うんだけど…。

ところで肝心の作品名はなんだったかな?と検索してみたらおそらく『しつけ帖』ですね。

教科書に載っていたのはほんの一部だろうから、一冊通して読んでみたいな。今なら気楽に楽しめそう。

 

…あれ?今更だけど幸田文の作品を学ぶって、古文じゃなくて現代文の授業だっけ…?先生は確かにあの怖い古文の先生だったんだけど。と、遠い昔のことゆえ記憶が… まぁいいや「国語」の授業ということで。

そういえば現代文にもやはり50代くらいの女性で笑顔のない先生がいたな。「犬に餌をあげる、なんて言っちゃだめなんですよ。やる、でいいんです」と授業で教わって「え…あげるって言いたいけどなぁ…」と思ったのが一番印象的な出来事でした。って私は高校時代に一体何を学んできたんだか。

なんの話かわからなくなってきましたが、今日も裏のソメイヨシノは立派に咲き誇っていました。それではおやすみなさい。