ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

旬。


毎年七月になると、宮沢章夫さんのこの言葉を思い出す私。
“夏の旬は、七月だ。八月にもなると、もう夏も黄昏の気配がする。”
もうすぐ七月も終わりだというのに一向に夏らしい気分になりませんが、この一節が出てくる話を再読しました。

「いま、ゴマ入りマンボが売れています」そう言われると人はつい慌ててしまう。今、買わなければいけない。どうやら売れているらしいから。・・・ゴマ入りマンボとは一体なんなんだ。

↑要約するとこういう短い話。
旬、売れてます、本日限りという言葉には人を慌てさせる力がある。
確かに、聞けばついそわそわしてしまいますよ・・・買わねば、食べねば。(ゴマ入りマンボは別として。いや、ゴマ入りマンボって結局なんなんだよ。)

旬といえば、こちらに越してきてから野菜や果物はほぼ旬のものしか食べなくなりました。
決して「私は旬のものしか口にしません!」と気取っているわけではないのですが、一番大きい理由はやはり農業が盛んだからでしょうか。
自分の畑で採れたものを食べたり、隣近所からお裾分けをいただいたり。お店で買う場合でも、直売所やスーパー内の産直コーナーに行けば旬のものがたくさんお安く手に入る。
・・・とはいえ、大量に採れすぎるのもまた困ったもので、例えば我が家の場合は昨年大量生産したキューちゃん漬けがまだ冷凍庫に眠っていたり(今年も作らねば)、昨年夏の終わりに漬けたみょうがの甘酢漬けや大葉の醤油漬けがまだ少し残っていたりします(;'∀')まあ、これらは年中活躍する保存食ということで・・・ハハ・・・。

なんにしても、旬のものというのは一番のぜいたくですよね。美味しく食べられることに感謝を。



夏の旬であるはずの七月、なにかしなければ!と思っても天候のこともあり思うようにいかない日々。
そんな中、今夜は町内で花火が上がりました\(^^)/


同じ田切区内にある堀内煙火さんの花火。
夏気分を楽しませていただきました。


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