考古館や博物館へ行くたび不思議に思っていること。
後期に作られた注口土器がいきなり完成度バグっているのはなぜ…?
「あぁ昔の人が作ったんだな」感が皆無なのです。
こちらは見た目の質感がまるで皮袋のよう。佇まいが美しく展示室内でオーラを放っていました。
埼玉県鴻巣市中三谷遺跡出土(埼玉県立歴史と民俗の博物館にて)
こちらは鉄器のように見えます。現代の鉄瓶の中にしれっと紛れ込ませても違和感なく馴染みそうですね。
そうだ、「鉄器のよう」といえば…
印象的だったのは、昨年新潟で拝見したこちらの環状注口土器。
重厚感ありますよね…何かで軽く叩いたらキーーーンといい音がしそう(当然ですが触れません)。そして何より繊細な模様とこの形。タイムマシンがあったら作るところをまじまじと眺めたい。
上部はこんな感じ。昨年末頃だったか、縄文の里・朝日という施設の方がSNSにこの土器の写真を投稿されていたけど普段はそちらにあるのかな。またいつかお目にかかりたいものです。
埼玉県川口市宮合貝塚出土(埼玉県立歴史と民俗の博物館にて)
こちらは土のざらざらとした風合いが感じられますね。先程までのものと違い土器感満載ですが、まるっとした姿がお美しい~。現代の急須としても充分活躍しそう。
さいたま市大木戸遺跡出土(埼玉県立歴史と民俗の博物館にて)
こちらも埼玉の沈線文注口土器。よく見ると線の間隔が均等でクオリティ高…!!個人的には大きくうねった波のような部分が好きです。
今回は他にも変わった注口土器をいくつか見てきたので、また次回綴りたいと思います\(^^)/