ひねもすのたり。

日々と山と猫と蕎麦屋のこと。

切り干し大根作り。

少し前の話ですが、うちで採れた大根で切り干し大根を作ってみました。

実は今回初挑戦だったのですが、これには理由がありまして。

上:夏蒔き 下:秋蒔き

今年はオットが辛味大根以外の大根も作ってくれたのですが、夏蒔きのものは固くて苦みが出てしまったため「これじゃあちょっと使いづらいね…」と畑に植えっぱなしにしてしまったのです。(秋蒔きのものはみずみずしくて美味しい大根でした)

オットは「美味しくないからもう捨てちゃおうか…?」と言っていたけど、いやいやそれはさすがにもったいない!!

どうしようか考えた結果、切り干し大根を作ってみることにしたのでした。干しちゃえば美味しくなるかなと思いまして。保存もきくし。

大きな大根一本分をひたすら千切りに。干しカゴに並べて裏庭へ。数日後、無事に干し上がったものが最初に載せた写真です。

まずはシンプルに人参、油揚げと合わせて煮物にしてみました。

どんなもんかと味見してみると… うまっ!!もとの大根の辛み苦みは一切なく、いわゆる「美味しい切り干し大根の味」になりました。良かった~~~。

まだ畑に夏蒔き大根が数本残っているから、全部切り干し大根にしちゃおう。

 

・・・しかし、今回の切り干し大根作りでとある問題が浮上しました。

我が家はこういう三段になった干しかごを使っているのですが、今回は干す大根の量が多かったのでザルなどは使わず、下にキッチンペーパーなども敷かず、ネットに直に千切りの大根を広げて干したのです。

すると、干し上がって小さくなった大根が上の段から網目をすり抜けて落ちてきて…

というかムラが出来ないように私が途中で何度かガシャガシャと大根をかき混ぜた時にパラパラと落ちたんですね…

最終的に一番下の狭い段に干し上がった大根がたくさん溜まってしまったのです。

こんな感じ。

ちなみに先ほど載せた画像のものはこの一番下の段までファスナーが開くようになっているように見えますが、我が家のはそんな便利な仕様にはなっていません。一番下はいわゆる密室状態、または開かずの間状態でどうやっても取り出せない…。

あ、上から網目をすり抜けて落ちてきたんだから、下に新聞紙を敷いてカゴをゆさゆさ揺すれば落ちてくるんじゃないか?と思って試してみるもなぜかこれ以上は全然落ちてこないのですよ。ふ、不思議~。

 

反省ポイント。

・普段干し野菜を作るときはザルに乗せた上でこの干しかごに入れるけど、今回は干す量が多くザルが足りなかったから直で干したこと。

・乾きが悪くなるからという理由でキッチンペーパーなども使わなかったこと。せめて半乾きくらいの状態になってから下に敷けばよかったな。

・調理前に切り干し大根を切る手間を省くため、干す前の段階で食べやすい長さの千切りにしたから干し上がった時にギューッと小さくなってしまった。

 

さて、この取り出せない切り干し大根はどうしようかな…。放置したら更に小さくなって自然に下に落ちてくるとか、そんなことは起こり得る?それとももうハサミで切って開いてしまうか。もうちょっと様子を見よう…。

 

今回は仕方ないとして次は何か対策をしなきゃな~と考えていたら、オットからこんな提案がありました。

「網戸用のネットとか畑で使う不織布があるんだけどそういうの敷いたら?それなら通気性もいいんじゃないの」

おお、それはいい!!まずは扱いやすそうな不織布を少し分けてもらうことにしました。次は無駄にすることなくすべて無事に取り出せますように。